2025-02-04 正直なところ「ちょっとなぁ…」と思うレース－東京新聞杯－

もう色々と訳がわからないが、
一昨年のエリザベス女王杯覇者で
マイルCSでも4着に入った
ブレイディヴェーグが
週末の東京新聞杯に出てくる。

牝馬限定G1馬とはいえ、
G3に出てくるのは
「ちょっとなぁ…」というのがある。

先日のAJCCでも
ダービー馬ダノンデサイルが
恥ずかし気もなく出てくるのは
気に入らないと思っていたが、
今週も似たような気持ちでこの原稿を書いている。

ダノンデサイルは勝ったけれど、
ブレイディヴェーグの方はどうだろうか。

なぜそんな疑問を
持っているかと言うと、
東京新聞杯はG3とはいえ根幹距離のレース。

それだけに結構、
メンバーは揃ったように思えるからだ。

特に制裁明けになる武さんが乗る
ボンドガールは不気味な存在。

惨敗したのは、
レースを上手く運べなかった
NHKマイルカップだけで、
1勝馬ながら堅実なレースを続けている。

秋華賞2着を筆頭に重賞では
2着を4度ゲットしている事からも
わかるように元々の能力が高いのは間違いない。

そこへきてベストディスタンスと思えるマイル戦。

武さんも気合が入っているに違いない。

またブレイディヴェーグと
同じG1馬ジオグリフも登場予定。

3年前の皐月賞以降、
勝ち星こそ無いものの、
昨夏の札幌記念は2着、
秋のBCマイルは5着と
地力は見せ続けている。

「皐月賞馬がG3に出てきてどうなんだ？」
という思いがない訳ではないけれど、
ブレイディヴェーグ1強
になってもつまらんので、
馬券的な妙味という観点からも
注目しておきたいと思う。

それなりの重賞を
勝っている馬も多くいて、
どう馬券を組み立てるか
というのは悩みどころだが、
穴馬として面白そうな存在は見つけておきたい。

面白そうな馬は複数存在しているが、
まず江戸川さんは
サクラトゥジュールに期待している。

サクラトゥジュールは昨年の勝ち馬で
去勢明けの前走は6番人気の低評価を覆す形で勝利。

キング騎手が
ガッチリ手の内に入れているので、
左回りのマイル戦なら軽視することは難しいと思う。

元々決め手のある馬ではあったけれど
「キング姐さん」
が乗ると一味違うのは明らかで、
狭いところに入りながらも
馬群を割って、
最後までしぶとく伸びていた
前走は人馬一体の妙技を感じた。

今回、相手は強くなるけれど、
あの競馬が出来るなら
面白い結果を出す可能性はある。

また古馬重賞初挑戦になるが、
連勝中のオールナットも気になる存在。

サトノダイヤモンド産駒は
どうも詰めが甘いところがあるが、
母系はステイゴールドや
ショウナンパンドラを出した
名門ゴールデンサッシュの係累。

重賞を勝つ下地は十分揃っている。

あとは実績馬との力関係だけだが、
比較的息の長い活躍が
出来る血統なので、
明け4歳のタイミングなら
先物買いする価値はあると思う。

ブレイディヴェーグが
あっさり勝ってしまい、
面白みのないレースになる
可能性も低くはないが、
2頭目、3頭目は
結構混沌としているレースだと思う。

もしかすると難易度の割に、
美味しい馬券に巡り会える
「良いレース」かもしれない。