2024-12-10 ドウデュースが価値を上げたレース－朝日杯FS－

3年前の勝ち馬はドウデュース。

たった1頭の馬の存在が、
朝日杯FSのレース価値をブチ上げているように思う。

ホープフルSが出来たことで、
オワコン化すると思われていたし、
実際、パッとしない感が
出始めていたところに
ドウデュースが登場。

そのドウデュースが
現役最強馬の位置に今現在居ることで
朝日杯FSの存在価値は今後見直されることだろう。

ちなみに今年は重賞勝ち馬が4頭も参戦予定。

またこれまでに
2勝している馬も含めたら、
どの馬にもチャンスがあるように思える。

上位人気は先週同様、
分散する傾向にあると思うが、
まず注目すべきは
アルテヴェローチェだろうか。

札幌の1500m戦で勝った後、
府中のサウジアラビアRCに出走し、勝利。

かなり順風満帆な状況
のように見えるものの、
ジョッキーにトラブルがあり、
今回乗り替わりになる。

幸いにも今回コンビを組むのは
我らが武さんなので、
マイナス材料には決してならないと言えそう。

しかもこの2週調教にも
乗っているようなので、
かなり力が入っているようにも思える。

ただ、その一方で、
同じ2戦2勝の
トータルクラリティも人気が出そうな1頭。

今回の朝日杯FSと同じ舞台で
新馬勝ちしているし、
出世レースの新潟2歳Sを勝っているのも評価できる点だ。

少なくとも中山やローカルコースで
勝ち上がってきた馬よりは信頼できるだろう。

そういう意味では
距離の問題はあるが、
広いコースを勝ち上がってきた
パンジャタワーも十分気にしておいたほうが良いと思う。

1200m→1400mと勝ち上がってきたので
マイルは今回が初めて。

江戸川さんとしても
本来はマークが薄くなる馬だが、
雨の降る渋った馬場を
全く問題にせず、
大外から差してきて、
2着と叩き合う激しい競馬をしていたのは評価できる。

「更なる距離延長にも対応可能」
と鞍上もジャッジしている。

そこは江戸川さんも同感で、
2歳冬の段階なら各馬の持つ適性よりも
「元値」の方が優先するのは至極当然の話。

軽視はできない。