2024-10-01 秋の府中開幕を楽しむレース－毎日王冠－

今週から東京・京都・新潟の3場開催に。

いよいよ秋競馬の本格スタートで、
毎日王冠・京都大賞典の名物レースが今年も行われる。

どちらも
秋のG1戦線を占う重要なレースで、
例年それなりのメンバーが揃う見込みが立っている印象だ。

日曜日に
府中で行われる毎日王冠には
今年も重賞勝ち馬が揃っており、
なかなか予想し甲斐のあるメンバー構成になっている。

特に重賞3勝目を狙う
ローシャムパークは、
注目せざるを得ないだろう。

昨夏の函館記念、
オールカマーを勝って以降、
G1では惜しい結果が続いているが、
G2なら
大威張りできる実績の持ち主で、
この春には大阪杯の2着と宝塚記念5着がある。

今後の中距離路線で
主役を張るためにも、
ここで下手な走りは出来ないし、
府中での実績を考えれば、
上位人気に推されるのは間違いない。

府中の重賞で
ノーザンファーム生産の
有力馬が走るのだから、
ライト層にも訴求効果があるのは疑う余地がない。

もちろん「ブランド力」で言えば、
「ノーザンファーム生産」で
「金子真人ホールディングス」
というのも、かなりの魅力を振りまいている。

鳴尾記念で
久々の重賞タイトルを手にした
ヨーホーレイクの存在も忘れてはいけないだろう。

関西馬という事で、
京都大賞典の方に出ても
おかしくなかったけれど、
距離適性を考えてこちらに来た格好。

6歳で10戦しか走っていない
フレッシュさもあるし、
4ヶ月ぶりのレース間隔も良い方向に出そうな印象もある。

府中はダービー以来だが、
京都や中京での実績を見れば、
コース適性は問題にしないだろうし、距離も最適。

馬場が渋るとどの程度の能力を
発揮できるかはわからないけれど、
額面だけみれば、上位争いに加わるのは間違いないはず。

一応、連覇のかかる
エルトンバローズや
近走元気は無いものの
重賞3勝のカラテも出走予定。

もちろん3歳世代からは
スプリングS勝ちのシックスペンスや
ダービートライアルを勝った
ダノンエアズロックも
忘れてはいけないが、
どうしても個人的に気になるのが、
ヤマニンサルバムの存在。

オープンに昇格してからは
長らく雌伏の時を過ごしていたが、
昨秋のオクトーバーSを皮切りに重賞を2勝。

天皇賞・秋のメンバーが
相当なレベルになりそうなので、
毎日王冠の方に照準に合わせている可能性も否定できまい。

開幕週の馬場ということを考えれば
前走のように
ハナを主張して押し切る競馬は、
展開がバチッと「ハマる」事も有り得る。

最終追い切りが
どのようになるかはわからないが、
1週前はかなりいい動きを披露していた。

この週末は
どうしても天候の行方が気になるが
良馬場でやれるようなら、
前残りの想定はしていても良いと思う。

天候はもちろん
馬場の状態もしっかりチェックしてレースを迎えたい。