2024-09-24 香港より勝ちやすいレース－スプリンターズS－

「日本はレベルが低くて香港より勝ちやすい」

今年のスプリンターズSで
香港から遠征してくる
ビクターザウィナーの
シャム調教師はメディアにこう語ったという。


わかる。
香港の調教師さんも
江戸川さんと同じことを思っていたようだ。

香港のスプリント路線は
世界でもトップクラスで、
芝の質が違うとは言え、
欧州を含めても1位に輝くと思っている。

実際4月と12月の
日本馬の香港遠征を見ても、
中距離でのイイ話は聞くが、
スプリントやマイル路線ではなかなか…。

それ故に世界のロードカナロアが、
香港スプリントを連覇したことは
本当にすごい事で、
未だに語り草になるのは香港のレベルの高さ故だ。

だからこそ、シャム調教師が今回、
強気に遠征してきた気持ちもよくわかる。

はっきり言って
今のスプリント路線はそこまで強くない。

・・・いや。

日本競馬全体のレベルが
かつてほどの
「位置にない」というのが、
江戸川さんの見立てで、
中でもスプリントは…。

もちろんサトノレーヴや
ママコチャ、ナムラクレアと、
日本馬の総大将として
期待のかかる馬はいるものの、
やっぱり中心視するべきは
ビクターザウィナーとムゲンだと思う。

実際、安田記念で日本勢が
ロマンチックウォリアー相手に
ボロ負けしたことは記憶に新しい。

ビクターザウィナーにとっては二度目の来日。

「前回以上」があっても全く驚く状況にないと思う。

とはいえ、
ここまで隆盛を極めている
日本競馬にとって、
安々と海外馬にG1を勝たれるのは
気持ちの良いことではないのも確か。

3連勝中のサトノレーヴには
ロードカナロア産駒の意地を
見せてほしいと思っていたりもするが
馬券を考えれば、穴っぽい馬にも頑張って欲しいところ。

そんな中で
江戸川さんが期待したい馬が
今回2頭出ており、
香港勢に一泡吹かせる活躍を願ってやまない状況だ。

特にスプリンターズSは
コース形態も相まって、
前傾ラップになりがちで
力さえあれば、
後方一気でも馬券に絡めることが出来る。