今週のメインレースを江戸川乱舞が大分析! レース考察

2024-03-19 G1にしては珍しく楽観視しているレース-高松宮記念-

いよいよ春のG1シーズンに突入する。

毎週競馬をやっている身からすると
「もう高松宮記念の時期か…」
となるが、
G1しかやらない、
しかも芝の、となると、
およそ4ヶ月ぶりの馬券購入
となる方もいるかも知れない。

今回、改めて、
そういう方に伝えておきたい事がある。

「今年の 4 歳 が 弱 す ぎ る !」

ということだ。

去年の皐月賞馬とダービー馬が
有馬記念で
掲示板に乗れなかった段階で
「お察し」するべきだったが、
年が明けてから
この間にどんどん状況が悪くなっている。

短距離と牝馬路線は
「まぁまぁ健闘している」
という評価もあるが、
スプリント路線なんて
久しく確固たる主役はいないし、
牝馬路線もリバティアイランドが
スバ抜けているだけで、
有力馬は昨年末に一気に引退してしまった。

G1勝てないナムラクレアが幅を利かせ
オークスで
箸にも棒にもかからなかった馬が、
重賞勝ち馬として
高松宮記念に出てくるのが現在の状況。

一応、ルガルトウシンマカオ
といった新星はいるものの、
江戸川さんには
「鳥なき里の蝙蝠(コウモリ)」に見えて仕方ない。

「もう一回ロードカナロア連れてこいや!」
とまで言う気はサラサラ無いが、
せめてレッツゴードンキくらいの
レベルの馬が居てくれたらな…という心情だあ。

「これは困った高松宮記念になるな」
と思っていた矢先、
今年は香港から
ビクターザウィナーが参戦するとの報が舞い込んできた。

「コレだ!」
江戸川さんにとっては天佑だ(笑)

香港のスプリント路線は世界最高レベル。

1月末のセンテナリースプリントCで
初のG1タイトルをゲットしているが、
3走前の香港スプリントで4着の実績もある。

昨秋のスプリンターズS 2着の
マッドクール
8着に沈んだことを考えれば、
ビクターザウィナー
日本でのG1タイトルを
射程圏内に入れていると
評価することも出来るのではないだろうか。

甲子園では優勝できなくても、
ベスト8くらいに入れる
実力のある高校が、
「地元じゃ敵なし」みたいな感覚だ。

ビクターザウィナー
の父Toronadoは、
日本で全く馴染みが無いし、
Sadler's Wells
   -High Chaparral
という系図を見てると
「短距離走れるのか?」
と思ってしまうけれど、
現実として、世界最高レベルの
香港G1を勝ってるんだから、
今更ケチをつけたってしょうがない。

左回りがどうなのか…
って疑問はあるが、
今年の高松宮記念の軸は
ビクターザウィナーで行く。

問題は相手。

江戸川さんとしては
ロータスランドから狙っていきたいと思っている。

今年、明けて7歳。

勝ち星からは
随分遠ざかっているけれど、
前走も上がり最速をマークしたように
急激に衰えている感じはしない。

脚質転換に
成功しつつあるように見えるし、
各陣営の馬が勝ち急いで、
前が速くなる展開なら、
長い直線を利して、
差し届く可能性も出てくる。

状況的に、
人気になりきらないのも妙味たっぷりで良い。

とにかく今年の高松宮記念は、
香港馬が
世界レベルの走りを見せてくれれば、
結果は自ずと付いてくるレース。

G1にしては珍しく
楽観視している江戸川さんがいる(笑)

このコラムを書いた予想家

江戸川乱舞
走らない馬から決めていく独自の的中方法“逆走競馬予想”であたり馬を引き当てる、競馬スピリッツ専属の予想家「江戸川乱舞」。
過去の傾向なども加味した総合的な見解と、いち競馬ファンとしての純粋な視点も忘れないロマン派予想家。 得意な予想スタイル:単複・ワイド・三連単 など

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