2023-12-12 年々影が薄くなりつつある感のあるレース－朝日杯FS－

数年前に2歳路線が整備されて、
本気でクラシックを狙うような馬は
重賞を勝って賞金を確保したら、
早々に休養入りし、春まで待機するようになった。

その割を食っただけでなく、
ホープフルSが出来たこともあって、
年々影が薄くなりつつある朝日杯FS。

それでも近年は
グレナディアガーズが出たり、
ダービー馬のドウデュースが出たり、
それなりに存在感を
巻き返してきている…
という見方もできるけど、
やっぱり今年のメンツを見ていると、
うーん、もう一つかなという印象は否めない。

まぁ愚痴を言っていても
仕方ないけれど、
とにかく軸が決まりにくい印象。

先週の阪神JFも
ボンドガールが居れば、
もっと違う予想を
展開できただろうけれど、
今週も引き続き
「江戸川さんにとって」は難解な印象。

それでも世代王者決定戦、
根幹距離のG1という事を考えると、
大牧場生産馬から買うのが
安心感があるだろうか。

先週の阪神JFも

1着 アスコリピチェーノ 
      ノーザンF
2着 ステレンボッシュ 
      ノーザンF
3着 コラソンビート
      ビッグレッドF

すべて大手牧場生産馬だ。

特にノーザンFは
先週のレースに限らず、
G1でエグいくらい勝っているので、
今週も無視できない。

シュトラウス
ダノンマッキンリー
ミルテンベルク
今週はありがたいことに(?)
ノーザンFからの出走馬は
3頭しかおらず、
手間が省けてありがたい限りだ。

中でもシュトラウスは
頼りにして良さそうで
東スポ杯2歳S勝ちの
実績からもわかるように、
来年のクラシック候補でもある。

唯一の敗戦も
来週のホープフルS有力馬
ゴンバデカーブースと
ボンドガールの後塵を拝したサウジアラビアRCだけ。

そういう意味では
連勝中で勢いのある
ジャンタルマンタルよりも
「横の比較」では信頼性が高い。

もちろんジャンタルマンタルも
有力候補なのはわかっているけど…。

レースの性質上、
なかなか荒れることを
想定しづらいものの、
一発の魅力がある馬は存在している。

ありがたい限りだ。

血統からもキャリアからも
絶対に人気にならないだろうけど、
タガノデュードに妙味を感じている。

父ヤマカツエース、
母父ハーツクライ、
ジョッキーは古川吉洋騎手と、
決して派手さはないし、
メディアでも扱われないだろうが、
重馬場や稍重馬場で好走実績があるのは大きな魅力。

週中で雨が降る可能性が高いので、
パンパンの良馬場は見込めない状況も追い風に…。

一発あっても良いのでは？

基本的に
荒れるレースでは無いと思うけれど、
状況次第では大きく手を広げるのも有り。

週中の動向には注目しておきたいと思う。