2023-10-10 三冠牝馬誕生の瞬間を見守るレース－秋華賞－

普通に考えれば、
リバティアイランドの牝馬三冠は濃厚だ。

オークスの勝ち時計は2分23秒1。

ダービーのそれは2分25秒2。

展開などもあって、
一概に評価できないが
2秒もの差がついているのは注目すべき。

ここだけの部分を取り上げても、
リバティアイランドは
世代全体を見ても
頭一つ抜けていると見るべきだろう。

それにひと夏越えても、
強力な上がり馬は出てこなかったので
もはや同世代に敵はいない。

つまり秋華賞は
リバティアイランドの
相手探しのレースで、
1着固定で買って
何頭まで絞り込めるかが重要ということだろう。

本来ならローズSや
紫苑S組を重視すべきところだが、
どちらも1番人気の馬は勝ち切れなかったし、
ちょっと荒れた感じの結末になったのは記憶に新しいところ。

やはり
リバティアイランドのヒモとして、
狙うべきは春の実績組だろうか。

彼女たちは、
ローズS組や紫苑S組には、
人気の面で譲る部分もあるだろうけど
実績面では負けていない。

まず食指が動くのはハーパー。

桜花賞4着、オークス2着のお馬さんだ。

ハーツクライ産駒らしく
距離が延びて
いい面が出たのはあるけど、
3着だったドゥーラが
クイーンSを勝ったたのを見ると、
ハーパーも相当な実力の持ち主であるのは間違いない。

しかし…仕方ない事ではあるけれど、
おそらくリバティアイランドに次ぐ人気になる。

リバティアイランドに
人気が集中する以上、
単勝ではおいしいオッズに
なるかもしれないけど、
ハーパーに勝ち目があるとは思えない。

馬券のヒモには加えるけど、
この2頭が絡むと配当はそこまで期待できない。

もうこうなってくると、
マスクトディーヴァ、ドゥーラ、
モリアーナのどれが
美味しいかって話になるけど、
このあたりの馬達も、
それなりに人気になるだろうし、
妙味があるかな…ってレベル。

狙うとするなら、
ヒップホップソウルではないだろうか。

勝ち星こそ
デビュー戦以降無いものの、
重賞(フラワーCと紫苑S)で2度2着がある。

オークス(6着)ではギリギリ掲示板を
逃す格好になったが、
一瞬「おっ」というタイミングがあった事は確か。

そこまで人気にならないだろうし、
予算に余裕があるなら
ヒモに加えておいて損はないだろう。

で、ヒップホップソウルを買うなら、
シンリョクカも捨て置け無い。

オークスはわずかながら
ヒップホップソウルに
先着し掲示板をゲットしたが、
そもそも阪神JFで2着にもなった事がある。

このあたりの馬が馬券に絡むようなら
リバティアイランドが頭でも、
まぁ、大の大人が納得できる数字にはなるはず。

今週は三冠牝馬が誕生するおかげで、
馬券はそこまで
心配しなくて済みそうなだけに、
ゆっくりと歴史的瞬間を見守りたいと思う。