2023-09-26 秋のG1シーズン開幕に相応しい馬券を獲りたいレース－スプリンターズS－

いよいよ秋のG1シーズンが到来。

今週から久しぶりに
「馬券を買うか」という人が出てくるだろう。

実際、江戸川さんの周りにもそういう人がいる。

ハイシーズンになってきたなぁ、
と実感するところだが、
その一方で
「初戦から難解な感じがするなぁ」とも思っている。

やっぱり人気になるのはナムラクレアだろうか。

半兄のナムラヘイハチローを
POGで指名していたこともあり、
デビュー当初から気にはしていたけど
まさかここまで出世するとは…。

半兄は
ディープインパクト産駒ながら
1勝しか出来なかったけれど、
妹は重賞4勝、G1でも2着がある。

混戦模様のスプリント路線で、
抜群の安定感を誇っているので、
今回人気を集めるのは自然の流れ。

昨年は
2番人気に推されながら5着だったが、
タイム差としては0.2秒。

枠や馬場のバイアスを考えれば、
致し方ない面もあったと評価することが出来る。

今年は「堂々主役」
と評価されるくらいの
支持率になるかは別としても、
馬券を組み立てて行く上で、
重要視しないといけない事は間違いない。

また「重要視」となると、
アグリも軽視できないだろう。

前走のセントウルSは
テイエムスパーダの奇襲的逃走の前に、
あと1馬身ほど足りなかった。

が、最終週の中山に舞台が変わる今回、
あの決め手はナムラクレアにとって大きな脅威になるはず。

枠の並びや馬場状態によっては、
一気に突き抜けても個人的には全く驚かない。

そういう意味でも
金曜日の枠順発表や
天気の行方は気になるところだけど、
今年は(も?)かなりの混戦で、
例年以上の荒れ方をしても全くおかしくない状況。

昨年のジャンダルムも
北九州記念17着からの勝利だったし、
新潟コースで行われたものの、
13番人気のスノードラゴンが
キーンランドC 8着から勝ったこともある。

電撃戦だけに
一つ間違えば大惨敗もあるが、
思わぬ激走もあったりする。

だからこそ、
色んな事を想定しないといけないが、
今年はジャスパークローネ、
テイエムスパーダと
わかりやすい逃げ馬もいるし、
先行タイプにも有力馬が揃っている。

かなりの前傾ラップになる
可能性があるだけに、
穴馬として狙うのは
後方一気を狙ってくる馬ではないだろうか。

実際、後方待機組の人気馬は
手薄な印象だし、
枠順や馬場を見ないと
どれくらいの「ハマり具合」になるか
見当もつかない面はあるけれど、
後方一気の馬には目星を付けておきたい。

そういう意味でも、
エイシンスポッターなんかは
注目しておきたいけど、
特に江戸川さんが狙っているのは別の馬。

そう。
高松宮記念勝ち馬のナランフレグ。

「もう7歳、衰えた」
という声がチラホラ聞こえるけれど、
昨年も3着に入っているし、戦歴を見ても中山1200mは合う。

この条件では
常に僅差の競馬を続けているし、
着順ほど負けていない。

実際、今年に入ってからも
惨敗が目立つものの、
高松宮記念4着(0.3秒差)に入るなど、
「ハマる予兆」は見え隠れしている。

前走のキーンランドCも
10着に破れているが、
スタートでワンテンポ遅れた上に、
馬場の悪いところを走らざるを得ない
形になっただけで、
ジョッキーも前走終了後、
「思い描いていた競馬と
  逆になってしまいました」
と語るレベル。

年齢なりの
ズブさは出ているようだけど、
調教は動いている様子。

そもそもG1ホースだし、
噛み合えば一発あっても不思議じゃない。

何なら昨年のスプリンターズSでも、
馬群を捌くのに手間取らなければ、
ジャンダルムを差し置いて
突き抜けてもおかしくない脚勢だった。

昨年は3枠6番。

真ん中から外目の枠に入るなら面白いのでは？

ナランフレグが入る枠には注目していきたいと思う。