2023-05-23 ここだけの話、方針転換する可能性があるレース－日本ダービー－

ここだけの話。

ここだけの話ですよ。

今年のオークス・ダービーは簡単だと思ってました。

実際「相手探しのレース」
だと思っていたし、
先週のオークスの
リバティアイランドを見てもおわかり頂けるかと…。

正直、レース直前までは不安でいっぱい。

パドックもあまり良く見えなかったし…。

それがレースになれば、様相一変。

三冠どころか、
ダービーも勝てるんじゃないかってくらいの強さだった。

で、そのダービー。

今年はソールオリエンス1強
と思っているけれど、
事前のオッズを見るとそうでもなさそう。

青葉賞を勝ったスキルヴィングに
皐月賞2着のタスティエーラも
それなりの支持を集めそうな情勢。

これはやっぱりジョッキーの問題もあるのだろうか。

ソールオリエンスに乗るのは
若手ナンバーワンの
横山武史騎手だけど、
スキルヴィングはルメールさん、
タスティエーラにはレーンさんが配されている。

つまり社台ファームの
ソールオリエンスには、
ノーザンファームが
鉄壁の布陣を敷いて迎え撃っていることになる。

実際、社台ファーム生産馬は
ソールオリエンスの他に
シャザーンと
ベラジオオペラが控えているが、
対するノーザンファームは9頭も今回登録されている。

ソールオリエンス包囲網としては十分な布陣だ。

先週のオークスは
リバティアイランドの
1着固定で買っていながら、
相手不在で良い思いが出来なかったが
今週はもう一度、
基本に立ち帰って
イチから戦略を練り直したいと思う。

そのキッカケの一つになったのが、
ゴールデンウィーク明けに発表されたこのニュース。

「皐月賞3着のファントムシーフに武さんが乗る」

という件だ。

元々ルメールさんが
乗る予定だったけれど、
彼がスキルヴィングを選んだので、
武さんにお鉢が回ってきた…という訳。

テン乗りで
ダービーを勝った例が
無いのは少々心許ないが、
2着はかなりの例がある。

ハーツクライにアサクサキングス、
ローズキングダム…
これらの名前を見れば、
「ソールオリエンスの1着固定馬券」
を買う事よりも
ファントムシーフからの
馬券を買う方が
江戸川さんのスタイルにマッチしているように思える。

実際、
社台ファームVSノーザンファーム
という構図の今年のダービーの中で、
日高の谷川牧場生産馬は
良い意味でも悪い意味でも門外漢。

社台とノーザンが覇を争っている時に
スッとファントムシーフが差してくるシーンは想像できる。

もちろんこの勝負服で
クラシックと言えば、
17年のファンディーナを
どうしても思い出してしまうけれど、
当時と違って、
ファントムシーフは
戦ってきた相手の裏付けもある。

自分の競馬に徹すれば、
武さんのダービー連覇＆7勝目も、
決して難しい話ではないのではないか？

実際、青葉賞→ダービーは
ローテーション的に厳しいので、
スキルヴィングも
ジンクスに苦しむ状況にあるし、
王道を歩んできたタスティエーラも
ノーザンファームにとって、
守りたい血統の順位は決して高くはなさそうな雰囲気。

母パルティトゥーラは一応、
カンパニーや
トーセンスターダムを出した
クラフティワイフの牝系だが、
期待されている繁殖牝馬なら、
種牡馬初年度のサトノクラウンは付けないだろう。

それらを考えると、
タスティエーラはノーザンファームが
どうしてもダービーを勝たせたい馬には思えない。

まぁレーンさんが乗る段階で、
牧場として
今年の勝負馬であるのは間違いないんだけど…。

とはいえ、何だかんだ言っても、
ダービーは枠順も非常に重要。

細かい馬券戦略はそれを見てからでも遅くはないだろう。

とにかく馬券の軸は4頭まで絞った。

あとは情勢を見ながら判断していきたい。

「ダービーへようこそ。」

今年も江戸川乱舞がレース考察をお送りしました。