今週の日曜日は東西メイン・共に重賞。
おそらくこれくらい
「江戸川のレース考察が当てにならない週はない」と、
自分で言いきれるほど、混戦です。
私の買いたい穴馬は登録順の下位の馬が多く、
余裕があるなら三連単16頭BOX(全通り買い)したいくらいの勢いです。
まずは人気馬の中から
不安要素の多い馬をチョイスしていきます。
まず実力はナンバーワン、あと1キロ斤量が軽ければ、
重い印も打てた57キロのフミノイマージン。
前日の中日新聞杯にも登録があり、そちらは牡馬相手でも56キロ。
いずれのレースもハンデ戦と言う事で、牝馬には酷な斤量が想定されています。
フミノイマージンが今年こそG1のタイトルを奪取しにきているなら、
ここでパーフェクトには仕上げないはずです。
ハッキリ言って頭では買いづらい存在です。
それにオールザットジャズも本音を言えば、「1キロ重い」という認識です。
このメンバーなら仕方無いのかもしれませんが、56キロの斤量だと、
愛知杯の時のように思わぬ伏兵に足下をすくわれそうです。
ちなみに、中山での実績は昨年、2着に来た中山牝馬Sだけ。
施行条件は変わっていないので、一変の可能性は十分にあります。
そして個人的に注目しているのはオメガハートランド。
昨年のフラワーC馬で、2代母はアイリッシュダンスと言う、
重賞2勝馬でもあり、あのハーツクライの母でもあります。
血統的にも活躍できる下地は十分ですし、
斤量54キロなら一番信頼しても良さそうな雰囲気があります。
当日の状態は要チェックです。
また、昨年Vで斤量56キロのレディアルバローザや、
中山未経験で尚且つ引退レースとなるスマートシルエット、
11年のオークス以降、いい所はありませんがエリンコートなど、
牝馬限定重賞の常連どころもいますが、信頼度に関しては非常に疑問です。
いずれもハンデが重い、本番は5月のヴィクトリアマイル、
実力自体が重賞で通用するのか・・・など、
不安要素を上げればキリがありません。
昨年は三連単で62万。一昨年は244万馬券、3年前でも12万と、
「荒れるレース」という言葉がこれほどしっくりくるレースはありません。
どの人気馬薄の馬から入るかは非常に重要ですが、
このあたりの馬は面白そうな気がします。
例えば・・・
___SILVER___アイスフォーリス・マイネイサベルあたりは如何でしょうか?
アイスフォーリスは出走順位17番目で
出走できるかどうかギリギリのラインですが、
昨年のフローラS2着・オークス3着と、
ジェンティルドンナの存在を考えれば、世代トップクラスの実績と言えます。
中山競馬場と相性のいいステイゴールド産駒で、
現在、想定されている乗り役は絶好調の横山典弘騎手。
一気の鞍上強化で、勝負気配もプンプン。
ここで勝っておかないと、
本番のヴィクトリアマイルへの出走が遠のきます。
中山牝馬S→福島牝馬S→ヴィクトリアマイルという選択肢もアリかもしれませんが、
馬の適性を考えれば、良績を残している中山競馬場で
結果を出しておきたいところでしょう。
出走が叶えば、面白い存在だと思います。
また、マイネイサベルもレフティ(左利き)のイメージが非常に強いですが、
個人的にそれだけの馬とは思っていません。
たしかに、昨年の府中牝馬Sや、新潟2歳Sなどの重賞勝ち、
11年新潟開催だった福島記念3着を考えればそのような評価になる事も
うなずけますが、この馬、実は「小回りにも強い」んじゃないかと思うのです。
あまり目立っていませんが、
昨年の中山牝馬S4着や福島牝馬S5着などの走りを見ても、
今回、斤量は背負いますが、他にも背負っている馬がおり、
そちらにマークが集中する事を考えると、
立ち回り一つで出番がある可能性もあります。
人気次第では狙っても面白いかもしれません。
それにアラフネも面白いと思っています。
中山1800mは過去に1戦(年明けの初富士S)しかしていませんが
混合定量戦で1着馬(ステラロッサ)とは0.4秒差。
G3とはいえ、牝馬限定のハンデ戦、
アラフネとトップハンデのフミノマージンの斤量差は4キロ。
しかも相手の調子は完全ではないと考えれば、
一発があっても不思議ではありません。
外枠に入らなければ、狙ってみたい1頭です。
今週末は「荒れる」を想定して、
馬券を買う事をオススメします。
もしかすると、競馬スピリッツの払戻金の
最高記録が出る事もありえそうです。