今週のメインレースを江戸川乱舞が大分析! レース考察

2017-05-23 今年も「ダービーへようこそ」と言うレース-日本ダービー-

こんなに気持ちが盛り上がらないダービーは久々だ。

今年の3歳牡馬のレベルに関しては、
散々に言ってきた江戸川さん。

さすがに「ダービーくらいは気持ちも盛り上がってくるはず」
悠長に構えているけど、
昨年の「5強状態」のダービーや、
13年のキズナVSエピファネイアのような
力の入るダービーにはならないだろう。

散々言ってきた事の繰り返しになるけれど、
今年の世代レベルはかなり低めで、
好きな人には申し訳ないが、
ディープスカイ(08年)、ロジユニヴァース(09年)、
ワンアンドオンリー(14年)の時のように、
振り返ってみると「厳しいメンバーやなぁ」と、
思わざるを得ない世代に近い感覚があるのも確かで
5年10年経って「17年クラシック世代は酷いな」と、
江戸川さんに言われないことを願うのみだ。



ただ・・・
こういう世代だからこそ、楽しみにしたいことがある。

それは「●●にダービーを勝たせる為に生まれてきた馬」
我々の目の前に現れるかもしれないという期待感だ。

長い日本の競馬史の中で、
多くの競馬ファンは数多くのダービー馬を見てきたけど、
「ウイニングチケットの柴田政人」
「アグネスフライトの河内洋」
「ロジユニヴァースの横山典弘」

のように、
長年日本競馬に貢献しながら、
なかなかダービーを勝てなかった名手が
初の栄冠を手にする時は決まって、
その瞬間だけ強烈な「光」を放つ馬がいる。
(典さんの場合はワンアンドオンリーもそうなりそうだけど)

ダービー後は馬が変わったように勝てなくなり、
引退してしまう悲しいケースが目立つけど、
上記の馬たちはファンの心にしっかり刻まれている。

もしかしたら今年のダービーも、
ファンの心に刻まれるような強烈な「光」を放つ馬が
誕生するかもしれない。

特に「ポスト武豊」として、
マスコミにも露出の多い福永祐一騎手(いっくん)は、
そろそろダービーを勝っても良い頃合だし、
オーナーサイドもそのつもりでカデナを用意してくれた。

個人的にはエピファネイアが絶好のチャンスだったと想うが、
あの時は武さんの気迫が勝ったし、
80回の節目のダービーでアレ以上のシナリオは無かったと想う。



あれから3回のダービーがあって、
我らが「いっくん」は
レッドリヴェール、リアルスティール、レインボーラインで挑戦したけど、
周囲のレベルを考えても今年のカデナへの期待値は最も高いと想う。

そろそろ「いっくん」にもダービーを勝って欲しいし、
今年はチャンスもあると想うから逃さないでほしいけど、
個人的にカデナは気に入らないところが多い。

そもそもオークス3着馬に直接対決で負けた事も気に入らないし、
デビュー戦でもアルテミスS3着馬に敗れている。

当然「無敗のダービー馬」の方が数は少ないし、
オルフェーヴルですら2戦目でホエールキャプチャに敗れているから、
カデナにも免罪符はあると想うけど、
実際にどうなるかは別として、「◎」は打ちたくない。

「いっくん」には申し訳ないが、
個人的には来年以降のダービー制覇を期待しようと想う(笑)



個人的に皐月賞組から狙いたいのは、5着だったレイデオロ

最後の直線で絶望的な位置取りから、
掲示板に載る所まで追い上げた力は本物。

山吹賞・青葉賞→ダービーというローテを好んでいた
藤澤和調教師が我流を捨て、王道を歩ませている分、存在感は不気味だ。

実際王道を歩ませたソウルスターリングはオークスを快勝したし、
シンボリクリスエス・ゼンノロブロイ・ペルーサと
あれだけ青葉賞からのローテに拘っていたのに、
「やはり王道から来た馬が強い」と大きな方針転換を実施。

レイデオロ自身も2000mの自己ベストタイム2.01.0から
3秒以上早い皐月賞の時計にも一頓挫あった中でも、
しっかりと対応したように能力は高い。

松山騎手のような若手がダービーを勝って欲しいから、
アルアインの二冠を期待する向き個人的には少々あるけど、
我流を捨てたトップトレーナーの馬にも期待したい。



基本的にはダービーは「枠」がキーポイントなので、
最終的な本命馬の指名はまだしないでおくけど、
アドミラブルにも触れないわけにはいかない。
(この段階になるまで忘れてた)

基本的に青葉賞→ダービーのローテは鬼門で、
これまでに勝った馬はいないけれど、
アドミラブルには期待を寄せている人も多いのでは?

なんせ青葉賞の勝ちタイム2.23.6は
去年のダービーの勝ちタイムよりも速いタイム。

単純に数字だけ見れば、
マカヒキの2馬身前にアドミラブルがいた事になる。

ただこれだけ速いタイムで走った反動はどうしても気になるところだし、
今までの「藤澤ローテ」でダービー2着だった
シンボリクリスエス・ゼンノロブロイ・ペルーサはいずれも関東馬だった。

もちろん関西馬ではウインバリアシオンの例もあるけれど、
当のウインバリアシオンは青葉賞を2.28.8と、
アドミラブルよりも5秒近く遅かった事を覚えておいたほうがいいだろう。



・・・。

あ、今年も前置きが長くなってしまいましたが、
言いたいのはこういうこと。

「好きな馬の馬券を買って、全力で応援し一喜一憂する」
ダービーは競馬の祭典なのですから。

「ダービーへようこそ。」

今年も江戸川乱舞がレース考察をお送りしました。

このコラムを書いた予想家

江戸川乱舞
走らない馬から決めていく独自の的中方法“逆走競馬予想”であたり馬を引き当てる、競馬スピリッツ専属の予想家「江戸川乱舞」。
過去の傾向なども加味した総合的な見解と、いち競馬ファンとしての純粋な視点も忘れないロマン派予想家。 得意な予想スタイル:単複・ワイド・三連単 など

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