今年急成長を見せているモンドインテロなど、
将来性のある馬がズラッと揃った印象だ。
しかも上位人気になりそうな馬が
軒並みノーザンファームの生産馬というのも
この路線における大牧場の優位性を示したと言っても過言ではない。
このレースの構図的には皮肉の意味でもなんでもなく、
完全に「ノーザンファームの運動会」的な要素が強い。
なんせ上位人気になりそうな
シュヴァルグラン
ヴォルシェーブ
アルバート
モンドインテロ
フェイムゲーム
が全てノーザンファームの生産馬。
ちなみにシュヴァルグランとヴォルシェーブ、
この2頭の馬主さんは
今やトップとなった元プロ野球選手の大魔神佐々木さん。
結局馬主さんの名義が違うだけで、
生産は全てノーザンファーム。
なんやかんやでノーザンファームの馬を
重要視して馬券を買うことになりそうではあるけれど、
個人的にはこの「ノーザンファームの馬」ではなく
「非ノーザンファームの馬」で
勝負をしてみたいと思っている。
まず1頭目は今回56.5キロで出走する
ハギノハイブリッド。
「ハギノ」の冠名がついているけれど、
この馬は社台ファームの生産馬。
「結局社台グループかよ!」となってしまうけれど、
ハギノハイブリッドは3歳時に
ダービートライアルの京都新聞杯を勝った素質馬。
その後は目立ったタイトルこそないものの
重賞でも好走していたし、
前走のアイルランドトロフィーでは
G1馬のクラリティスカイや
重賞馬サトノラーゼンなどを一蹴。
堂々と出世レースであるアルゼンチン共和国杯に
駒を進めてきた。
「タニノギムレット×トニービン」という
いかにも府中適性抜群といった血統も魅力的だけど、
何よりも前走から着用している
ブリンカー効果が大きいように感じる。
なんせ前走のアイルランドトロフィーの勝ちタイムは
先週の天皇賞・秋2着に相当するタイム。
充実ぶりなら間違いなく
ノーザンファーム生産馬たちにヒケは取らないはず。
今回最も注視している馬だ。
そして期待している2頭目のお馬さんは
ハギノハイブリッドが勝ったアイルランドトロフィーで
12着と良いところが無かったキタサンブラックの兄・ショウナンバッハ。
これまで中央で上げた4勝のうち、
左回りの東京・新潟で3勝。
完全なレフティなだけでなく、
昨年15番人気と低い評価を得ていたジャパンカップでは
G1級の馬たちを相手に上がり最速を披露。
54キロの斤量を利して
馬券に絡んでくることは出来ないだろうかと妄想している。
ノーザンファームの実績馬たちに一矢報いる
日高の馬が1頭くらいいたっていいような気がするし、
近年はおとなしい配当がこのレースは続いているけど、
ハンデ戦なんだから大波乱の結末があってもおかしくない。
そんなレースだと見抜くことができたなら、
しばらくは働かなくていいくらいの
大金を手にすることができそうだ。
そういうレースであって欲しいと
自分勝手に都合よく願っている(笑)