どの馬を本命にするか全く考えついていない。
いや「この馬に◎を打ちたいな」という
淡い想いはあるけど、正直まだ確信を持てないでいる。
(確信があるからと言って当たるわけじゃないけど…)
そういう意味では非常に中途半端なレース考察になりそうだが、
そうなったのは有力馬にアクシデントが
立て続けに起こってしまったせいだろう。
マイル女王・メジャーエンブレムは今夏放牧中に負傷。
年内の復帰も怪しいようだ。
オークス2着のチェッキーノも夏に屈腱炎を発症し、
早々にリタイア。
こちらも年内復帰は難しいとのこと。
桜花賞馬・ジュエラーは怪我の影響が残っているのか、
ローズSは散々だった。
(そもそも2000mは長い可能性も?)
そして頼みの綱だったシンハライトは
先週左前浅屈腱炎の発症が発表されたばかり。
有力馬が軒並み不在になって
押し出された格好で人気になりそうなのがビッシュ。
しかも戸崎騎手の騎乗が決まっていて、
こちらの想像以上に馬券が売れる可能性が高い。
実力があるのはわかっているけれど、
ビッシュは関西圏へ初めての輸送に加えて、
秋華賞と相性が悪い紫苑S組。
不安要素は尽きない。
力が抜けていれば、ショウナンパンドラのように
案外あっさり勝ち切る可能性もあるけれど、
ただこの馬は関西馬だった。
輸送のリスクは関東馬ほど抱えていなかったし、
その点を考慮すれば、ビッシュは未だキャリア5戦。
いずれも関東でのレースだった。
経験値が絶対的に足りない可能性もある。
とにかく輸送がカギになるのは間違いない。
ただ・・・
どう考えても人気になるし、紫苑Sの走りを見る限り、
印を打たないわけにはいかないけど、
全幅の信頼を置くわけにもいかない。
ちなみに冒頭の
「この馬に◎を打ちたいな」
という件に触れておくと、
その対象になりうる馬とは
ローズS4着のデンコウアンジュ。
今年の3歳クラシック路線で
江戸川さんが重要視してきた1頭だ。
オークス・ローズSでは進路がシンハライトと競合し、
度重なる不利を受けてきたデンコウアンジュ。
シンハライト不在の今回は
「不利を受けることがないのでは?」と、
非常に安易に考えてはいるけれど、
この馬にとって超高速馬場の京都ってどうなんだろう・・・
という思いが拭いきれないでいる。
毎度毎度シンハライトと同じような位置にいながら、
切れ負けしている点は気になるし、
京都2000mでメイショウサムソン産駒が
ディープインパクト産駒相手に勝ち切るには、
なんらかの天の恵み(雨)は必要なように思う。
それならローズSで人気薄ながら快走した
クロコスミア・カイザーバルに期待する手も無いわけじゃない。
当時のレース回顧でも示したけど、
クロコスミアは昨年の阪神JFで江戸川さんが本命を打った馬で、
カイザーバルは江戸川さんがPOGで指名していた馬。
そもそもの個人的な評価は高かった2頭だ。
(ローズSではノーマークだったけど)
先物買いの才は示せているけれど、
今度はこの2頭で馬券的な結果を出したいところではある。
…あと紫苑Sで不利を受けたヴィブロスも捨てがたい。
アクシデントが無ければビッシュとの差は詰まったはず。
いずれにしても混戦模様の秋華賞。
最終的な決断は週末に持ち込みたいところだ。