サウジアラビアRC→毎日王冠→京都大賞典に加えて、
10日の祝日には盛岡で交流重賞・南部杯も行われる。
今後のG1戦線に向けて目の話せないレースが続く。
忙しい1週間だ(笑)
さて今週の注目レースである毎日王冠には、
ルージュバック・アンビシャス・リアルスティールと
G1クラスの馬の出走が見込まれている。
想定オッズを見る限り、
「3強対決」といった様相を呈しているが、
宝塚記念5着のステファノス、
安田記念を勝ったロゴタイプなど有力馬がずらり。
予想し甲斐のあるレースとも言えそうだ。
2年前のエアソミュール(8番人気)、
サンレイレーザー(11番人気)で
馬連277倍という大波乱になったレースもあるが、
基本的に毎日王冠は人気サイドで決まる
「格」が優先されるレースでもある。
個人的にはルージュバックもアンビシャスよりも、
デムーロさんに手綱が替わる
リアルスティールが脅威だと見ている。
ドバイのG1勝ちも含めて、
ドゥラメンテのいない今、
この路線を支える中核になり得る存在なのは間違いない。
ただ展開面から考えると、気になる事がある。
それは・・・
マイネルミラノ(丹内)と
ウインフルブルーム(柴田大)の
岡田総帥の息のかかった2頭が
前に行くタイプの馬ということだ。
この2頭が示し合わせたようにペースを作って、
逃げ粘りなんてことになれば、
それなりの高配当にありつける感じがする。
実際マイネルミラノはこの夏逃げまくって、
エプソムカップで3着、函館記念1着と波に乗っているし、
ウインフルブルームも復帰後オープン戦で1着→2着と
力が健在なのは示している。
開幕週の馬場であることや、
ルージュバックやリアルスティールが
本番を見据えた慎重な競馬をするなら、
岡田総帥の息のかかった2頭にも一発が期待できそうだ。
そういえば2年前のサンレイレーザーも
3年前のクラレントも終始ハナを主張していた馬だった。
去年のエイシンヒカリも逃げ切ったんだっけ?
とにかく展開利を受けそうな
岡田総帥の2頭を無視するわけにはいかない。
ちなみに恩恵を受けそうなのは
マイネルミラノ・ウインフルブルームだけではなく、
安田記念を制したロゴタイプも忘れてはいけない。
しかも乗り役は一発が怖い田辺騎手。
(サンレイレーザーにも乗っていた)
ルージュバックやリアルスティールが
万が一仕掛け遅れる場面があれば、
思わぬ高配当も期待できるレースだろう。
そして未知数なのが唯一の3歳馬イモータル。
マカヒキが凱旋門賞で無残な結果になってしまったことで
「史上最強の3歳世代論」が揺らぎつつあるが、
京成杯AHのロードクエスト、
スプリンターズSで掲示板に入った
ソルヴェイグ・シュウジの存在を考えても、
ディーマジェスティの2着になった事もあるイモータルにも
馬券的な興味を感じざるを得ない。
血統的には長いところが良さそうな気もするけど、
ダービーや神戸新聞杯の走りを見ると、
距離短縮される今回は買い材料が増えるイメージ。
3強全てがコケるとは思わないけれど、
1頭くらいとんでもない穴馬が入っても驚けないレースだ。