今週のメインレースを江戸川乱舞が大分析! レース考察

2015-12-01 ノンコノユメを疑うレース-チャンピオンズC-

ノンコノユメ 
ホッコータルマエ 
コパノリッキー


今回のチャンピオンズCの主役とも言える3頭。

ホッコータルマエ、コパノリッキーは
既にダート界の大スターとも言える存在で
このレースでもバッチバチの対決姿勢は想定済みだが、

この秋、戦国ダート戦線で台頭してきたのが
ルメール騎手がべた惚れするノンコノユメだ。


ダート戦線ではキャリアが浅いとされる3歳馬だが、
前走の武蔵野Sでは酷量の58キロを背負いながらも、
G1馬グレープブランデー、交流重賞馬タガノトネールを粉砕。

一気に戦国ダート戦線の主役を奪いに来たノンコノユメ。
スターホース2頭を差し置いて人気になるのも頷ける。

ただ、振り返ってみると、今年の武蔵野Sは、
例年と比べてやや小粒な相手関係だった印象は拭えず、
戦国ダート戦線全体を見渡してみても、
今は世代交代を含めて過渡期と言えるような時期。

ジャパンダートダービーでノンコノユメが下した馬も
不幸があったクロスクリーガー以外は
古馬との対戦で思うような実績が出ていない馬ばかり。

この秋のG1で1番人気に推された馬は
一度も馬券圏内を外していないというジンクスを考えれば、
ノンコノユメが1番人気に推された場合、
素直に買わなければならない(?)部分はあるけれども、

個人的な感情をちょこっとだけ吐き出すと、
疑っています、ノンコノユメさんを。

もちろんこれまでのすべてのレースで
上がり最速をマークしているのは知っているし、
直線の長い中京でなら・・・という想いもあるけれど、

これだけ一線級の馬が揃っている今回は
(苦手な)ゲートで立ち遅れるようなことがあるだけでも
命取りになりかねない。

馬券的妙味も薄いなら
そこまで信頼する事もないんじゃなかろうか。

むしろ正攻法な競馬をしてくれるホッコータルマエや
コパノリッキーの方が軸馬として信頼しやすく、
1番人気にノンコノユメが指示されるのならば、
この2頭の方が馬券的な妙味も十分。

特にJBCクラシックで3着に敗れたことで、
人気が急落しそうなホッコータルマエには食指が動く。

叩き良化型なのはこれまでの経歴を見ても明らかだし、
昨年もJBCクラシック4着→チャンピオンズC制覇という
ローテーションで結果を出している。

チャンピオンズCを勝って、年末の東京大賞典も勝って、
年が明けて、川崎記念からのフェブラリーSという
G1ローテーションを陣営が描いているのなら、
賞金の安いJBCクラシックで仕上げてくる訳がない・・・。

心変わりしないうちに言っておこう。

「ホッコータルマエがこのレースの本命」
相手にコパノリッキーとかノンコノユメとかを狙う方向で。

…うーん。

これでは馬券的に堅すぎて、なんの面白みも無いけれど、仕方ない。

穴で狙おうとしていたアウォーディーはフレグモーネで出られないし、
南関のハッピースプリントも中央勢の手薄な浦和記念に向かってしまった。

馬券的な楽しみは薄いレースだが思い切ってムーア騎手を確保した
グレープブランデーで一発狙ってみるしか無い気がする。
(当欄でグレープブランデーを扱うのは何度目だろうか…)

7歳とはいえ衰えも見えないし、崩れずに走れている。
やや手薄な今年のメンバー構成なら、一発あっても不思議はない。

このコラムを書いた予想家

江戸川乱舞
走らない馬から決めていく独自の的中方法“逆走競馬予想”であたり馬を引き当てる、競馬スピリッツ専属の予想家「江戸川乱舞」。
過去の傾向なども加味した総合的な見解と、いち競馬ファンとしての純粋な視点も忘れないロマン派予想家。 得意な予想スタイル:単複・ワイド・三連単 など

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