2015-09-01 秋雨の行方が気になるレース－新潟記念－

ついに夏競馬もフィナーレを迎える。

先週の新潟2歳Sを勝ったロードクエストの勝ちっぷりが
ヤフートップにも掲載されるなど、競馬界を賑わせているが、
個人的にも想像以上の強さに舌を巻いたレベルだ。

これから秋競馬に向けて、
有力なディープインパクト産駒が
複数出てくるだろうが
間違いなくロードクエストも一線級の力はあるはず。

年末の朝日杯FSが楽しみなレースだった。

暦も9月に変わり、
しばしば秋の気配を感じることも多くなってきた。

夏競馬もフィナーレを迎え、
今週はいよいよ新潟記念が開催される。

人気になりそうなのは新潟重賞で実績のある
ダコールやマジェスティハーツあたりか。

ダコールは前走の新潟大賞典で念願の初重賞制覇。

陣営も初タイトルに浮足立つこと無く
「あれくらいは走っても不思議のない馬。
これまでは運がなかっただけです」

と毅然と語るように、
秋のビッグタイトルを視野に入れた一線となる。

斤量58キロも納得の相手関係だけに
下手な競馬をして土はつけたくないはずだ。

そして2戦連続重賞2着のマジェスティハーツは
ダコールとは逆にまだ重賞勝ちのタイトルはない。

人馬ともに初タイトルがかかる一戦であり、
前走の関屋記念のように
後方から一気に差し切るタイプの競馬が
十二分に活かせる舞台設定。

乗り難しい馬であるようだが、
ハマった時の力はおそらくこの中でもトップクラス。
要注意だ。

ちなみに昨年のこのレースの上位3頭は
1着　マーティンボロ
2着　クランモンタナ
3着　ラストインパクト
と、全てディープインパクト産駒。

直線が長く瞬発力が活かせる条件だけに
結果的に幅を利かせてくるのも致し方ないが、
今年も注目せざるを得ない。

先程も書いたようにダコールを始めとして
アーデント、アヴニールマルシェ、クランモンタナ、
パッションダンスと「曲者」的な馬が今年も散見される。

しかしながら、
今のところ秋雨前線の影響か週末の新潟は雨模様。

ディープインパクト産駒の最大の武器である
瞬発力が生かし切れない馬場になる可能性もある。

例年先行馬も顔をのぞかせるように
前に行く馬にも要注意したい。

展開のカギを握りそうな
マイネルミラノの動向には注意を払いたい。

ただ2000はちょっとだけ
この馬には長い気もするのが本音だが…。

一転して差しが利く馬場なら重賞初挑戦の
ロンギングダンサーも気になるが、
重賞初挑戦でどこまでやれるか・・・。

本命馬を未だに定められないが天気の行方を見ながら
ディープインパクト産駒から
勝負するかどうかを決めたいと思う。