今週のメインレースを江戸川乱舞が大分析! レース考察

2015-06-16 昨年同様の期待をするレース-函館スプリントS-

ついに函館競馬が開幕する。

「夏が来た!」的な感情が生まれてくるが、
競馬に携わるものとしては「洋芝」や「小回り」に
悩まされる時期が来るというある種の職業病的な
感情もまた同時に味わうことになる。

今週のレース考察でも、さっそく函館のレースが指定された。

同日に行われるユニコーンSなら原稿書きが「楽だなぁ」と
不真面目なことを思っていたけど、さすがに世間は甘くなかった。

だが、実際には函館スプリントSの出走登録を見て考えが一変。

超ド堅く決まってしまいそうなユニコーンSよりも
よっぽど馬券的妙味があるではないか。

東京メインのユニコーンSなんて、
UAEダービーに出ていたゴールデンバローズが抜群の存在。

この馬の馬券なんて、
それこそ単勝200円も付けばいいほうじゃないか。

今後のダート界を占う出世レースだが、
馬券的にはつまらない(はず)。

それなら函館スプリントSの方が圧倒的に荒れる要素がある。

人気になりそうなアンバルブライベンは、
今回背負う斤量が56キロ。

牡馬に換算すれば58キロ。

G1勝ちの実績があるコパノリチャードと同じ。

牝馬にしては酷な斤量だ。

しかも初の洋芝を経験するわけだし、
コパノリチャード、エーシントップら先行馬がずらり。

同型多数故に直線でズルズル引き下がる公算が高い。

さすがに今回こそは厳しいと断言せざるを得ない。

コパノリチャードにしても小回りコースは初で更に北海道も初。

つまり洋芝も初。まさに初物尽くしだ。

「天才武豊」ならどうにかしてくれるという可能性もあるが、
さすがに今回の1200戦では忙しすぎるのではないか。

それに・・・そもそもこの馬は1200の
スペシャリストではないだろう

1200mはダートも含めて4戦して1勝。

中京2戦・盛岡1戦・新潟1戦の戦績で
その中の1勝というのは高松宮記念というG1。

まさに殊勲だが、この部分があからさまに
強調されすぎている気がする。

そもそも高松宮記念が行われた改修後の中京1200なんて、
生粋のスプリンターには若干敷居の高いコース。

1400のスペシャリストであるサンカルロや
マイルG1を勝つような馬でなければ、
高松宮記念で馬券にすら絡めない、そんなタフなコースだ。

そのレースを昨年勝ち、今年も5着に粘っている。

自身も3歳時にアーリントンカップという
マイル重賞を勝っているし、1400の重賞も2勝している。

もしかするとコパノリチャードの適性距離は7Fあたりではなかろうか。

純粋なスプリント競馬はやや忙しい?・・・そんな印象が拭えない。

昨年こそ、マイル重賞勝ちの実績があるガルボが勝ち、
マイルG1を勝ったローブティサージュが2着で大波乱になったが、
基本的には生粋のスプリンターの好走が目立つのが函館スプリントS。

コパノリチャードは抑える必要はあるが、
軸にするのはやや怖い、という印象だ。

それならば…頼りになるのが、
昨年2着のローブティサージュ。

12年の函館でデビューし2歳女王に輝いた。

しばらく低迷期間があったものの、
スプリントに路線変更し、
昨夏、北海道シリーズでブレイク。

昨年の函館スプリントS2着→キーンランドC1着と
ほぼパーフェクトな成績。

洋芝は得意としているし、
小回りの1200は気性的にも最も合う様子。

斤量54キロなら同じ牝馬のアンバルブライベンよりも
恵まれている感もある。

人気がアンバルブライベンやコパノリチャードに
集まるならものすごく美味しい想いができそうだ。
 

このコラムを書いた予想家

江戸川乱舞
走らない馬から決めていく独自の的中方法“逆走競馬予想”であたり馬を引き当てる、競馬スピリッツ専属の予想家「江戸川乱舞」。
過去の傾向なども加味した総合的な見解と、いち競馬ファンとしての純粋な視点も忘れないロマン派予想家。 得意な予想スタイル:単複・ワイド・三連単 など

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