ついにダービーウィークを迎えた。
JRA-VANのPOGに参加して1年。
自身が指名した馬が1頭もダービーに出ることはなかったが、
結構丁寧にこの世代を見てきたつもりだ。
(ただし馬券が当たっているかどうかは別問題 キリッ)
特に今年は2歳路線に
数多くの重賞競走が設定され、
重賞馬が多数誕生した最初の年。
いろいろ言われていたが、
やはり「王道を通ってきた馬は強かった」というのがこれまでの感想。
マイネルの岡田総帥も言っていたけど、
「皐月賞のような王道路線を使った馬は強いね」とまさに同じ見解。
日本を代表するオーナーブリーダーが
そう言うんだから間違いはなさそうだ。
世間一般の評価同様、
ドゥラメンテとリアルスティールは抜けているように思う。
ここにサトノクラウンや
青葉賞を勝ったレーヴミストラルが加わるという勢力図が今年のダービー。
上位人気はこのあたりで間違いない。
他にも武さんの過剰人気が見込めるポルトドートウィユや
「さぶちゃん」とこのキタサンブラックといった
タレント軍団が食い込んでこれるかどうか・・・。
ダービーの焦点はこのあたりだろう。
オークスはノーザンファーム生産馬が上位を独占。
非主要路線では日高生産馬が活躍していたけれど、
やっぱりこの条件(クラシック)になると
社台系生産牧場…とりわけノーザンファームが強い。
「低レベルだ!」と幾度も書いてきたけれど、
今年もなんやかんやと
アダムスブリッジ、ヴェラヴァルスター、ケツァルテナンゴ、
サトノクラウン、サトノラーゼン、ダノンメジャー、
トーセンバジル、ドゥラメンテ、ベルラップ、
ポルトドートウィユ、リアルスティール、レーヴミストラル
・・・12頭も登録してるやんけ。
軽い気持ちで
「ノーザンファーム生産馬を全馬書き出してみよう」
と思ったら、えらい目にあった。
カロリーの無駄遣いだ。
社台系もいれたらもっと増える。
(ミュゼエイリアンやタンタアレグリアがそう)
これならむしろ非社台の馬を書き出したほうが楽だった。
(キタサンブラック)
一昔前G1になれば「社台の運動会」と揶揄されたもんだが、
もはや「ノーザンファームの運動会」状態だ。
あまり言いたくはないけれど、
ノーザンホースパークでやってても違和感ない。
たぶんノーザンファーム生産馬だけの
ボックス馬券を買っていても当たる。
思い切って三連単12頭BOXの
暴挙に出てもいいかもしれない。
(ただし儲かるとは思っていない)
ただ出来るだけ穴馬を見つける努力はしたい。
ここ数年、青葉賞組が穴をあけているのがダービーの特徴。
出走が確定している
レーヴミストラル、タンタアレグリアは
要注意だろう。
青葉賞を勝ったレーヴミストラルはもちろんだが、
タンタアレグリアは東京芝2400は3度目。
コース経験は何よりも大きなアドバンテージ。
マイラー気質の馬が多いだけに、
展開次第では一発合っても良さそうだ。
方針は自ずと決した。
ノーザンファーム生産馬の中から、
皐月賞好走馬と青葉賞組をミックスすればOK。
隠し味でキズナやトーセンホマレボシが使った
京都新聞杯組も混ぜておけば、
頭数を絞ることにも成功する。
さすがに12頭BOXを買う必要はなくなる。
(そもそもそんなに出ないけど)
さて問題は◎を
リアルスティールにするのかドゥラメンテにするのか…。
この一点に尽きる感じになってきたが、
ここは枠順や調教を見ながら判断したい。
過去10年を振り返っても、
ひたすら1枠2枠の馬が勝っている。
二冠を制したメイショウサムソンは白い帽子
牝馬でダービーを勝った女傑ウオッカは黒い帽子
ディープスカイもロジユニヴァースもエイシンフラッシュも
キズナもワンアンドオンリーもみーんな白い帽子。
例外的なのはディープブリランテ(5枠)くらいなもんだ。
あのオルフェーヴルだって3枠で赤い帽子。
つまりダービーを勝つ馬とは内枠を引く馬であることが
過去の傾向から見て取れる。
よく言われる格言で
「皐月賞は最も速い馬が勝つ」
「ダービーは最も運の良い馬が勝つ」
「菊花賞は最も強い馬が勝つ」
というのがあるけれど、
正しくは「ダービーは最も(内枠を引いた)運の良い馬が勝つ」に
訂正して後世の競馬ファンに伝えるべきだろう。
G1であれだけピンク帽子をかぶる武さんも
キズナのダービーは1枠1番。
過去5回もダービーを勝っている武さんだけど、
勝った時はすべて3枠より内。
とにかく内枠に入らなければ馬券にならない。
つまり内枠に入った段階で
ポルトドートイウィユにだってチャンスは十二分に存在する。
逆を言えば、
ドゥラメンテ・リアルスティールだって
大外枠を引いたら馬券になる確率はかなり低くなる。
安易に◎にするのは避けたい。
とにかく枠のバイアスが極端にかかるレース。
(内枠を引いた)運の良い馬が勝つのは誰かを見ながら
印を打つとしましょうか。
ちなみに
ディープブリランテ(5枠)が勝った時はひたすらインを追走。
距離ロス無く立ちまわったのが奏功したダービー。
武さんも去年のレースでは8枠17番の枠から
トーセンスターダムで逃げた。
(最後はラチと接触してたけど)
戦略としては正しかったのではないか。
とにかく前に行った馬・インで脚を溜めた馬が強いレースだ。
つまり内枠に入った段階で相当のアドバンテージがある。
これを頭に叩き込んでおこう。(週末になると忘れないように)
あっ・・・ちなみに
東京ダービーは10レースですよ。
11レースは富嶽賞ですから買い間違いのないようにご注意を。
毎年無駄な馬券を買ってしまう人が多いですから。。。
今週のメインレースを江戸川乱舞が大分析!
レース考察
2015-05-26 ひたすら内枠の馬を狙うレース-日本ダービー-
このコラムを書いた予想家
江戸川乱舞
走らない馬から決めていく独自の的中方法“逆走競馬予想”であたり馬を引き当てる、競馬スピリッツ専属の予想家「江戸川乱舞」。
過去の傾向なども加味した総合的な見解と、いち競馬ファンとしての純粋な視点も忘れないロマン派予想家。
得意な予想スタイル:単複・ワイド・三連単 など
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