2015-03-24 もう一人の女性に賭けるレース－高松宮記念－

馬友のＫは言う。
「ストレイトガールで決まりだ。初Ｇ１だ。ストガ祭だ」と。

彼はストレイトガールのファン。
特に去年のシルクロードＳで
約２０万円の配当金を手にすることに成功している。
（14年2月6日更新のコラム）


あれからどのくらいストレイトガールで儲かっているのか知らないが、
とにかく仲間内には「みんなでストガを買おう」と呼びかけていた。

「みんなで買ったら、オッズ下がっちゃうじゃん（笑）」と、
冷やかしを入れておいたが、
江戸川の馬仲間がこぞって馬券を買わなくても、
ストレイトガールは推定オッズで１～２番人気に位置している。

放っといても、売れる公算が高い。
それに一昨年、ロードカナロアが引退してから
スプリント路線は混沌としているけれど、
そんな中でも崩れずに走っているストレイトガールが
人気にならないわけがない。

友人Ｋのように絶対視するわけでもないけど、
完全無視を決め込む勇気はない。
かといって人気になりそうなコパノリチャードに
迎合するつもりもない。

昨年は馬場と展開に助けられた感はあるし、
逃げて馬券になったのって、ハクサンムーンくらいしかイメージがない。
中京1200は開幕週でもわりと差しが効くように、
後ろから行く馬のほうが有利。

せめて後ろからでなくても、
先行策か中団待機策のお馬さんから狙いたいのが本音だ。

阪急杯を勝ったダイワマッジョーレとか
友人Ｋではないけれど、それこそストレイトガールとか。
そのあたりから狙いたい。

特に今年はコパノリチャードだけじゃなく
ミッキーアイルもハクサンムーンも前に行きたいクチだし、
アンバルブライベンという
逃げることが使命みたいに思ってる騎手が跨る馬もいる。

…ハイペースになるんじゃないか、安易な江戸川さんはそう思っている。
やっぱり後ろから行く馬から買いたいところ。

展開的にはサドンストームとか、
日本の競馬もわかっていて慎重に乗るであろうパートン騎手が乗る
香港のエアロヴェロシティも脅威だ。

スプリント路線は世界でもトップレベルにある香港で
最前線に立って活躍中のお馬さん。

最近のジャパンカップを見ていたら、
なかなか厳しい海外馬だけど、
スプリント路線で海外馬（香港馬）を軽視するのは自殺行為。

はっきり言えばスプリント路線で言えば、
日本よりも香港の方が上なのだから。
とはいえ、環境の変化に敏感なサラブレッド。

日本の環境に慣れているかどうかは
伝わってくる情報だけでは判断できないし、
デビューしたニュージーランドで走って以来という
左回りへの対応も気になるところ。

タフな中京の馬場は問題にしないだろうから、
やっぱり「環境の変化」「左回り」が課題だ。

それにしても、重要なのは穴馬探し。
ハイペースになる！…と決め打ちして、
逃げる馬を見ながら競馬ができる器用さがある馬を狙いたい。

んで、悩んだ末に出てきたのが今話題の「ムチ事件」の被害者。
そうローブティサージュ。
京阪杯の時にゲートで愚図っていたら、
発走委員から突然のムチ打ち。

そのせいでローブティサージュがゲートを怖がるようになり、
京阪杯の発走委員のムチを打つ瞬間の動画が出回って、
シルクの一口らがブチ切れ。

２ちゃんねるからスポーツ紙、
挙句の果てには一般紙にまで扱われる騒動に。

前走の阪急杯も騒動の影響があるかと思って、
馬券買いを見送ったら、まさかの３着。
おまけに1400、不良馬場を克服するという結果。
さすが阪神JFを勝ったG1ホース。

昨年夏の北海道スプリント重賞で好走しているように、
タフな馬場への対応は問題なし。
1600のG1も勝っているし、
騒動の影響もない・・・となれば、一発を期待せざるを得ない。

「ストレイトガール祭だ」と意気込んでいる友人Ｋには悪いが、
個人的にはローブティサージュから勝負したくてたまらない。

ストレイトガールの人気があるのはわかる。
ただ実力的・実績的にはローブティサージュも遜色ないレベルにある。
それなら馬券的妙味がある馬から狙うのが、
正しい馬券戦略ではないかと思ったりしている。