2015-03-17 昨年の想いでを振り返るレース－阪神大賞典

「阪神大賞典・特別登録10頭」という
頭数の少なさの衝撃から１年。

少頭数は朗報と開き直ってウキウキしていたら…
「江戸川さん、タニノエポレットの名前がありません」・・・。

今となれば阪神大賞典を回避し、
大阪－ハンブルクＣへ向かい見事快勝。

天皇賞・春でも５着になるなど
実力を示していたタニノエポレット。

あれから怪我をして長期休養。
そして年明けの白富士Ｓで復帰。

叩いて良くなるタイプだけに、
「ここの阪神大賞典で大勝負！！」と思っていた。

去年もゴールドシップからアドマイヤラクティの１点で
大勝負に成功している江戸川さん的には、
今年の阪神大賞典のレース難易度は
イージーモードとほくそ笑んでいると・・・


「江戸川さん、今年もタニノエポレットの名前がありません」


ズコー。

江戸川に戦慄が走る。
昨年に続いて、今年もタニノエポレットは出ない。


じゃあ、しょうがない。


AJCCで意味不明な敗戦を喫してしまった
ゴールドシップから馬券を・・・


と思っていたら、
去年の菊花賞を勝ったトーホウジャッカルの文字が。


「ほほう。これはゴールドシップの対抗枠として人気になりそうだ。」


ただ、ダマされない。
江戸川さんは騙されない。


いつも言っているが、昨年のクラシック世代は超低レベル。

ワンアンドオンリーは菊花賞以降、沈黙。
イスラボニータも中山記念で掲示板がやっと。

バンドワゴンはまだ帰ってこないし、
トーセンスターダムもオーストラリアへ行ってしまった。

トーホウジャッカルが菊花賞で負かしたサウンズオブアースも
ゴールドアクターも未だレースにすら出てこず・・・

力関係が計りにくい。

菊花賞４、５着のタガノグランパや
ショウナンラグーンを物差しにしていいなら、
トーホウジャッカルは古馬にとって
そこまで強力な新星には見えない。


じゃあ、こうしよう。


思い切って「無視」だ。


それにそもそもこのレースで怖いのは
ラストインパクトとラブリーデイ。


ラストインパクトはディープ産駒、
ラブリーデイはキングカメハメハ産駒と

3000ｍという距離を考えた時に、
そこまで脅威には感じない。

ただラストインパクトの母系には
ナリタブライアン・ビワハヤヒデの名前が控えている。

この２頭の長距離適性はヤヴァい。


ビワハヤヒデは菊花賞・天皇賞・春勝ち馬だし、
ナリタブライアンは三冠なのはもちろんのこと、
阪神大賞典連覇もしている。

特に96年の阪神大賞典で
マヤノトップガンとのマッチレースは
日本競馬史上に残る名レースだ。


ラストインパクトはタフな阪神が向いているのか…


という疑念もあるけれど、

トーホウジャッカルの馬券を買うくらいなら、
ラストインパクトから買いたい。

腐ってもディープ産駒、腐ってもパシフィカスの孫、だ。

ラブリーデイの母父はダンスインザダーク。
日本を代表する長距離血統を抱えている。

ダンスインザダークはタニノエポレットの父親でもあるし、
これまで３頭の菊花賞馬を輩出している。

中山金杯→京都記念と重賞を連勝中で
京都記念ではキズナ、ハープスターを退けた。

明らかに力をつけているし、
同時にG1を狙えるラインにも立つことができた。


昨年ゴールドシップ－アドマイヤラクティの１点勝負で、
見事このレースをモノにしたが、

今年もゴールドシップ－ラブリーデイまたは
ゴールドシップ－ラストインパクトの１点で勝負するか、

それとも「ラブリーデイ－ラストインパクト」の１点で勝負するか、

とにかく少ない点数にこだわって勝負したいところである。