今週のメインレースを江戸川乱舞が大分析! レース考察

2015-03-03 1強ではないレース-弥生賞-

シャイニングレイ?プロレスの技かな?」

とにかくそんな印象だったホープフルSでは
馬群からあっさり抜けだして、あっさり優勝した。

伏兵チックだったコメート、ブラックバゴを一蹴。

出世レースを快勝したことによって、
あっさりクラシック戦線の主役へと躍り出た。

「じゃあ、そのシャイニングレイっていう必殺技で…」

なんて簡単な話にならない。

このレース、ホープフルS2着のコメートも出ているけれど、
レースレベルをどう評価していいかわからない。


そもそも今年の3歳世代は去年よりも低いと見ているだけに、
出世レースとはいえ、
ホープフルSをどう評価していいか個人的にわからない。

たしかにそれなりのメンバーは出ていたし、
シャイニングレイの強さもわかるけれど、
今となってはダノンメジャーもティルナノーグも
評価するのに言葉を選ばなければいけないレベル。

とくにティルナノーグなんて
ドヤ顔で「クラシック級の大物・ノースヒルズのエース」と
評していた江戸川さんのことを思い出すと
赤面を禁じ得ないのが正直なところだ。

惨敗組はいい。

4着のソールインパクトも5着のエニグマバリエートも
「ホープフルS後」が頂けない。

ホープフルS掲示板組を除いて、
ここ以後馬券になったのは2頭だけ。

フォワードカフェ(13着)と
タンタアレグリア(7着)の2頭。

勝ち切ったのはフォワードカフェのみというやや寂しい成績だ。

例年ホープフルS(前身はラジニケ2歳S)には
超クラシック級が出ていたものの、
2歳重賞が乱発設定された影響で有力馬が分散。

相対的にレースレベルが下がったものと認識しておかねばならない。

ということは、だ。

1番人気になりそうなシャイニングレイは
安易に信用してはイカンということにならないか。


なる。

いや、なって欲しいというのが正直な話。


そもそも今年のクラシック注目株数頭が
軒並み出世レースのきさらぎ賞で
牝馬のルージュバックに駆逐されてしまった。

オルフェーヴルの弟も、
ポルトフィーノ・スイープトウショウの息子もぶっ千切られた。

ウオッカのときのように
牝馬がダービーを勝ってしまうんじゃないかと、
競馬の時だけアンチフェミニストな江戸川さんはビクビクしている。

なんとか牝馬のダービー制覇に歯止めをかけてほしいと思っているので、
その数少ない可能性を感じさせる
シャイニングレイをあまりけなしたくない。

数少ない希望…

だが今のところ、
シャイニングレイが輝いて見えないから困る。

困った…と思っていたら、
一発妙味ある馬を発見。


昨年秋にオルフェーヴルの弟・アッシュゴールドを封印し、
朝日杯FSでは出遅れてしまったがために、
6着までしか着順を伸ばせなかったタガノエスプレッソ

めちゃくちゃ妙味を感じる1頭。

重賞勝ち馬が多数出走とはいえ、
しょせんは乱発された重賞の勝ち馬。

ひとつひとつのレースレベルは下がっているわけだから、
そこまで評価するわけにもいかないし、
シャイニングレイもそこまで輝いていないなら、
一発妙味ある馬を狙ってみてもよさそう。


特にタガノエスプレッソは人気も低迷気味。

たしかに菱田くんの中山経験の少なさが気になるけれど、
この数ヶ月、何度も関東遠征してきていたし、
頭数も少ない今回はその経験が生きてきてもいいはず。

とにかく一強ではないと睨んでいる弥生賞です。

このコラムを書いた予想家

江戸川乱舞
走らない馬から決めていく独自の的中方法“逆走競馬予想”であたり馬を引き当てる、競馬スピリッツ専属の予想家「江戸川乱舞」。
過去の傾向なども加味した総合的な見解と、いち競馬ファンとしての純粋な視点も忘れないロマン派予想家。 得意な予想スタイル:単複・ワイド・三連単 など

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