2015-02-24 ３強に割って入るレース－中山記念－

毎週日曜日の夕方の楽しみといえば、
「特別レース登録馬」を見ること。

夕方５時頃にＪＲＡの公式ホームページにて発表されるアレだ。

毎週欠かさずチェックを入れるが、
今回ばかりはいつも以上に楽しみが大きい。

春競馬の開幕というか、
毎年好メンバーが揃う中山記念が控えるだけに楽しみも３割増。

ルメールやＭ・デムーロが
これから毎週見れる楽しみな３月の競馬でもある。

そんな感じで中山記念の出走馬をウキウキウォッチングしていたら、
「あれ？なんだこれは？」と、思わずつぶやいてしまった。

中山巧者だけど前走ダートを使ったことで、
リズムを崩してそうなロゴタイプに、

昨年秋のジャパンカップで本気の古馬勢と当たったら、
一気に霞がかった存在になってしまったイスラボニータが
主役になりそうなメンバー構成。

たしかに・・・

＜ 13年皐月賞馬VS14年皐月賞馬の激突！ ＞

という盛り上げ要素はあるかもしれないけど、
２頭とも直近の成績が地味すぎ。

そう考えれば、富士Ｓを勝ったステファノスや

全盛期の勢いはないけれど、
中山巧者のナカヤマナイトの方が信用できるかもしれない。
（ナカヤマナイトはさすがに厳しいか）


おっと・・・

久々だけど、オークス馬ヌーヴォレコルトの名前もある。

ヌーヴォレコルトは古馬相手にも昨秋奮闘しているし、
成長力があるとされているハーツクライ産駒。

ハープスターがどんどん地味になっている現状で
ここでヌーヴォレコルトが勝とうもんなら、
それこそ評価が逆転するかもしれない。


つまり皐月賞馬２頭＆オークス馬１頭の３強対決。

この構図を頭のなかに入れて予想する必要がありそう。

過去10年の中山記念を見る限り、
上位人気馬３頭で決着することはないけど、
荒れたとしても「上位人気＋上位人気＋中位人気」あたりまでの
組み合わせが配当の限界値な印象だ。

2010年のトーセンクラウン（13番人気で優勝）の
大爆発例もあるけれど、それは５年も前の話。

まだ乃木坂46は結成されていない。

だいぶ過去の話だ。

基本的には実力馬が実力通りに走り切るレースなだけに、
クラシックホース３頭は無視できない。

しかし、この３頭に付け入る隙が無いわけではない。

先日の京都記念も「キズナVSハープ」の２強対決とかいろいろ言われたけど、
勝ったのはラブリーデイ。

ハープスターは馬券圏内を外した。

馬券的にはクラシックホース３頭から
消去法で消していった方が良さそう。

ロゴタイプは前述したように、前走ダートを使ったのが心配。
馬のリズムを崩しやしないかと疑っている。

ＮＨＫマイルＣ勝ち馬のカレンブラックヒルも
突然「凄いことになる」って主戦の秋山騎手が言い出して、
フェブラリーＳを使ってみたら大惨敗。

ほんとに凄いことになってしまって、
馬自身もそこから低迷モード。
復活勝利を果たすまで１年近くかかってしまった。
馬のリズムが狂ってないかどうかを見極める必要がある。
信頼は置きづらいか・・・。

ヌーヴォレコルトだって久々のレースに加え、
いきなりの古馬・男馬が相手。

ここであっさり勝つようなら、
多分ヴィクトリアマイルも圧勝する。

馬券は買いたいけど、抑えまで・・・といった感じだ。

となると、馬券の中心は否が応でも、イスラボニータになってしまう。

世代レベルに疑問符はつけるけど、
このメンバーなら間違いなく好走しそう。

いや、さすがに好走できなきゃ困る。

ダービーを勝ったワンアンドオンリーも、
桜花賞のハープスターも本気モードの古馬の中に入ると、
一気に存在感をなくした。

イスラボニータまで存在感をなくしてしまったら、
2014年クラシック世代はいったい何なのかって話になってしまう。

とにかく昨年のクラシック世代の意地を見せて欲しい。

そういう意味ではマイネルフロストもタガノグランパも頑張って欲しい。

ここまで長々と書いてきたけど、穴はセイルラージで。
（14クラシック世代と関係ないやんけ、というツッコミはナシで）

これまでの戦績を見ても、小回りは得意。
２走前にウインフルブルームに0.3秒差、
前走はダコールに0.5秒差。
いずれも勝ち馬を負かしにいっての競馬で中身の濃い内容。
時計がかかりがちな中山コースなら展開面で恩恵を受けそうだ。

思い切ってセイルラージの複勝にドカン・・・と、
なんてことを考え始めております。

もしかしたら、大儲けできる春競馬の開幕になるかもしれません。