2014-12-09 いい格好したいレース－阪神ＪＦ－

ご存知のように今年から２歳重賞が増えている。
それに伴い特別戦なんかも色とりどりになっている。

おかげで２歳戦は１レースあたりの出走頭数が少なくなり、
10頭前後で競走を成立させている場合が目立つ。

とにかく評判馬や素質馬が過剰に人気を集めるけれど、
どれも躓いている印象は拭えない。

ティルナノーグ、レトロロック、キャプテンシップ・・・。
個人的にめちゃくちゃ損したせいか、印象が良くない。
これは私怨過ぎるか。

ただ、気付けば、昨年夏のハープスター以来、
２歳重賞で１番人気が勝っていない。

１番人気になりそうなレッツゴードンキには
少々楽観視できないデータだ。

それにしてもレッツゴードンキの馬主さんは凄い。
この方はストレイトガールの馬主さんでもある。

ちなみにレース当日、
ストレイトガールは香港スプリントに参戦予定。

馬主さんは香港と阪神どっちにいるんだろうか・・・と、
馬券に関係ない事を心配してしまっているけれど、
（阪神→香港の弾丸ツアー・・・は物理的に無理か）

「１番人気勝てない」データを根拠にすれば、
レッツゴードンキを少なくとも頭で買う必要はない。全く無い。

ハイレベルではないかと噂された
レッツゴードンキが３着した札幌２歳Ｓ組も
勝ったブラックエンブレム除いて、どの馬も成績が芳しくない。
そもそもブラックエンブレムは札幌２歳Ｓのあとまだ走って無い。
レースレベル自体が怪しい。

とにかく疑わしい。
全力で疑わしい。
江戸川的に危険な１番人気だ。

もちろんハイレベルなアルテミスＳで
３着に来ているから無視は出来ない。

今のところは疑っておいてレース当日に手のひら返しして、
「◎」をつけるパターンだってあり得る。

ただ、巷で話題になっているロカも見逃せない。
ディープインパクトの姪で今年ブレイク中のハービンジャー産駒。

新馬戦で見せた脚は我々に「別格」と感じさせるには十分。
「あっ、ハービンジャー産駒ってこんなに切れるんですね…」って感じ。

ただ、そのロカが新馬戦で負かした面子がとにかく微妙。
１頭として勝ち上がっていないし、次走惨敗というケースは多い。

今年流行りのそして最大級の
新馬戦詐欺になる可能性もＺＥＲＯ（なぜかこう変換された）じゃない。
素直にそれなりの実績馬から勝負するのが正解だろう。

個人的に気になっているのは、
連勝中のコートシャルマンとダノングラシアスの２頭。
つまり、りんどう賞組だ。

この２頭はりんどう賞で
ちょっと苦しい位置から猛然と追い込んでゴール。

距離が伸びても問題なさそうだし、
２着だったダノングラシアスも次走のファンタジーＳで
クールホタルビに足元をすくわれた格好だけど、
馬群を割いて伸びてきた姿は並みの２歳馬とは思えない。

おそらく馬券の中心はこの２頭。

そして恒例（？）の穴馬を探していると、
楽しみな１頭を発見。

２年前の阪神ＪＦで大穴をあけた
クロフネサプライズのようになるかもしれない１頭を発見。

その馬とは・・・


関東馬のアンブリカルです。

関東馬っていうだけで、お察しな部分もありますが、
阪神ＪＦに関しては関東馬もそこそこ奮戦していますから、
そんなに無碍には出来ません。

なんせ2008年から毎年１頭は馬券に絡んでいますからね。
前走大敗しているので人気はないと思いますが、

前走の敗因は最後の直線で
一瞬進路がなくなり馬がやる気をなくしてしまった事。


前々走では外めを上手く立ち回ってノビノビ走れたから、
ニシノラッシュ（京王杯２歳Ｓ、新潟２歳Ｓで３着）と
タイム差のない競馬が出来た。

能力だけなら牡馬とも互角に戦える。

好走したレースは全て馬群と離れたところで競馬をしていた時のみ。

例年、隊列が長くなりがちな阪神ＪＦだけに、
アンブリカルが好走する可能性は低くないだろう。

今のところ、抽選対象のようだが、
抽選を突破してくれば面白い１頭になることは間違いない。

もし抽選突破しなければ、
コートシャルマンとダノングラシアスの馬券を中心に勝負するだろう。