2014-07-01 抽選突破を願うレース－ラジオＮＩＫＫＥＩ賞－

実は、もうどうしていいかわからない。

たまたま買ったガリガリ君で「当たり」が出てしまった。
馬券は当たらないのに・・・。

おっと、いきなり話を間違えてしまいましたが、
今週書かなければならないレース考察の対象である「ラジオＮＩＫＫＥＩ賞」。

「ラジオたんぱ賞（通称：ラジたん）」の方がなじみがあるけれど、
今も昔も変わらないのが、「残念ダービー」という性質。

過去の勝ち馬を見ても、
ダービーには間に合わなかった、または出れなかったという馬達の活躍が多数。

ここ何年かでもアロマカフェのようにＯＰクラスで今も頑張っている馬もいるし、
フレールジャックのように無事ならば、もっと活躍したであろう馬も勝っているレース。
つまりここ何年かの「ラジたん」はそこそこレベルが高いという印象の江戸川。

ならば、福島開幕週の1800ｍという内枠が圧倒的に有利なコース設定ではあるものの、
枠順が出ていない現段階でも堅軸と言っていい存在で、なおかつ、
今年の関東馬の中でもトップレベルにあるクラリティシチーから勝負せざるを得ない。

というより、この馬はダービーに出ていても、掲示板に乗れていた馬・・・
いや、展開次第では世代の頂点に立っていたかもしれないくらいの素質馬。

そもそも新馬戦でガリバルディやオリハルコンに勝利し、
イスラボニータやベルキャニオンにも迫ってる逸材なわけですし。

「なんだクラリティシチーから買うだけのレースか、簡単だな」
とか余裕ぶっこいていたら、クラリティシチーはまさかの抽選対象。

というよりも出走確定しているのがショウナンワダチだけという状態。

クラリティシチーも含めて、収得賞金が横並びの為、
残りの出走馬１５頭が抽選で決まるらしい。

クラリティシチーはなかなか運の無い馬だと思っていたけれど、
万が一ここで出られなかったら、本当に運が無い。

カッチー（田中勝）じゃなくて、
田辺大先生なら・・・と何度思ったか分からないけれど、
乗り役は今回ウチパクさん。期待が持てる。

万が一、ここで抽選から漏れたら大変なことになってしまう、江戸川さんが。

クラリティシチー以外ははっきり言って、
どれも信用しづらい馬が多いだけに、
予想が一気に難解になってしまうわけです。

そもそもクラリティシチーが勝った前走の500万下のレースはハイレベル。

クラリティシチーの逃げ勝ったレースで自身の素質の高さを証明したレースですが、
そこで子ども扱いしたメドウヒルズ、
コディーノの弟トレクァルティスタらは次走で古馬相手に完勝。

メドウヒルズに関しては京成杯・弥生賞で
３着の実績があるアデイインザライフを抑えての勝利。

ちょっと考えればクラリティシチーが
どれだけ能力が抜けているかを推測するのは容易なわけです。

当然、メドウヒルズも注目せざるを得ない１頭ではありますが、
問題にしたいのは福島の天候。

そもそも福島はＪＲＡの中でも最も荒れやすいコース。

しかもハンデ戦で1800ｍであれば、
クラリティシチーの能力がいくら抜けていても、

馬場が悪くなってしまうなどして
間違いが起こってしまう可能性も大きくなってきます。

とくダネ！のアマタツさんは今週ゲリラ豪雨の検証をしていて忙しそうだったので、
特に福島の天気については言及していませんでしたが、
天候とは関係なく一発の気配を感じる馬を見つけ出してしまいました。

関東馬に有力候補が複数いますが、関西馬から面白い馬を見つけました。
「え？こんな良血が非社台なの？」」という馬。

それが・・・

___SILVER___

アインブライドでお馴染みの
「フルキチ×宮」コンビで出走予定のブレイヴリーでしょう！

血統表を詳しく見るまでは何とも思っていませんでしたが、
３代母はあのスカーレットインク。

血統に詳しい方ならもうピンと来ていますよね？

そう、ダイワメジャー＆ダイワスカーレットの兄妹を始め、
ヴァーミリアン、ダイワファルコン、ソリタリーキングらを輩出している
国内の頂点に立つ母系の始祖・スカーレットインク。

母のブルーリッジリバーは桜花賞２着馬で俳優の小林薫さんの持ち馬だった馬。

クラリティシチーと斤量で２キロも差があるのは有利。
枠順次第では食指を伸ばしたい１頭です。

他にもピオネロ、イタリアンネオなどそれっぽい馬もいますが、
この春崩れたウインフェニックスの巻き返しや、

２年前にファイナルフォームで制した
「戸崎×堀」コンビのラリングクライなども人気になりそう。

それに牝馬の方がレベルが高いのでそういう意味では
スイートピーＳで適性を見せたカウニスクッカ51キロも魅力。

とにかくクラリティシチーが抽選を突破したなら、
あとはヒモ荒れだけを期待するレースです！