今週のメインレースを江戸川乱舞が大分析! レース考察

2014-03-04 「盛り上がらない」から一転するレース-弥生賞-

2月に降った雪の影響で開催がズレまくったせいで、
共同通信杯の2週後に弥生賞をやるハメになってしまいました。

なんか感覚がおかしいですね。

それに毎年好メンバーが揃う弥生賞でしたが、
昨年の朝日杯FSはダートで勝ち上がったアジアエクスプレスが勝ち、
出世レースのラジオNIKKEI杯2歳Sでは伏兵のワンアンドオンリーが優勝。

今年のクラシックの主役級だった
バンドワゴンとトーセンスターダムはきさらぎ賞で激突済み。

一気に弥生賞の影が薄くなってしまっていますが、
まぁ、とにかく伝統の皐月賞トライアルです。

注目は3連勝中のトゥザワールド
新馬戦こそバンドワゴンにぶっちぎられたものの、

その後はコンスタントに勝ち星を重ね、
黄菊賞では良血・シャドウダンサー(母ダンスインザムード)を退け、
年明けの若駒Sでは圧倒的人気に応え優勝。

弥生賞でも当然人気を集める1頭でしょう。

「キンカメ×トゥザヴィクトリー」で中山のタフな馬場もOK。
クラシックで戦うならここは余裕残しでも負けられない1戦。
まぁ、注目はされて当然の1頭ですね。

そしてスティンガー産駒のキングズオブザサンも有力候補。
母スティンガーは重賞勝ち馬。

現役時代は桜花賞を勝って・・・と書こうとしたら、
勝ってなかった。(完全な思い込み)

仕切り直して、キングズオブザサン
父は昨年、失敗種牡馬の烙印をおされかけたチチカステナンゴ。
タフな芝に作り替えられた中山で成績を伸ばしている血統ですね。

京成杯ではプレアンドリアルに屈しましたが、
近走は中山2000mにこだわって使われているので、
初輸送、初の小回りとなるトゥザワールドよりも
個人的には買いたい1頭。

ここでどんな勝負をするかで皐月賞での扱いを決めたいと
個人的に考えています。

まぁ、ここから入るのが馬券的にも妙味でしょう。

他にも関東期待のエアアンセムイタリアンネオ
ラジオNIKKEI杯2歳Sを勝ったワンアンドオンリーなど揃っていますが、

江戸川的にはキングズオブザサン
ワイドで大勝負してみたい馬を発見。

その馬とは・・・

___SILVER___

今年最もハイレベルだった世代限定重賞・きさらぎ賞で
トーセンスターダム、バンドワゴンに続く3着でゴールした
エイシンエルヴィンです!

きさらぎ賞の時に江戸川がマークしていた1頭。

フロック視されていると思いますが、
江戸川は今回も有力候補だと思っています。

父系はストームキャットにミスプロ、
母系はブランドフォードやボールドルーラーという
やや古典的な欧米融合型の配合。

現代の主流血統と古典的な血統が入り混じった
エイシンエルヴィンですが、
前走はこの世代の物差し馬と呼ばれるピークトラムに先着。

時計的な裏打ちは薄い馬ですが、
前走は明らかに余裕残しの仕上げで
ピークトラムに0.5秒差。

時計のかかる中山の馬場ならオイシイ1頭でしょう。

もちろん、重賞勝ちのワンアンドオンリー
サトノロブロイアズマシャトルも馬券圏内でしょう。

トゥザワールドから入るか、
キングズオブザサンから入るかで
馬券の収支は大きく変わりそうですが、

個人的にはキングズオブザサン-エイシンエルヴィンの
ワイド1点で大勝負している週末が目に浮かびます。

盛り上がらないレースだと思っていましたが、
なんとなく儲かってしまうニオイ漂う弥生賞です。


このコラムを書いた予想家

江戸川乱舞
走らない馬から決めていく独自の的中方法“逆走競馬予想”であたり馬を引き当てる、競馬スピリッツ専属の予想家「江戸川乱舞」。
過去の傾向なども加味した総合的な見解と、いち競馬ファンとしての純粋な視点も忘れないロマン派予想家。 得意な予想スタイル:単複・ワイド・三連単 など

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