「地味なG2は?」と聞かれて、
しばらく考えた後、
AJCC、フローラS、オールカマーの
次くらいに出てくるのがアルゼンチン共和国杯。
けっこう地味なレースだと思います。
過去3年の勝ち馬を見ても、
トーセンジョーダン・トレイルブレイザー・ルルーシュと、
骨っぽいがやや地味な印象。
過去の勝ち馬を見ても、地味な名前がズラリ。
そうか今年も地味な馬から狙おう!
そう決めて月曜日のハンデキャップの発表を見てみると、
「完全にこの馬じゃねーか!」
と、思わず叫びたくなるような衝撃の斤量。
「アスカクリチャン 56キロ 戸崎」
なにこのわかりやすい組み合わせ。
明らかに人気になること間違いなし。
完全に戸崎騎手以外、地味。
他は・・・と思って特別登録を見渡しても、
アドマイヤラクティ 57.5
トウカイトリック 57.0
ルルーシュ 57.5
ムスカ大佐 57.5
明らかにアスカクリチャンの
斤量が1キロ程度軽いのは大きなアドバンテージ。
でも、冷静に考えたら2500mの長丁場。
そこまで斤量に左右されるとも思えないのも
正直なところ。
いくらイケドラゴンが48キロで大逃げを炸裂させても、
4コーナーでズルズルいくのは目に見えているし・・・
(そもそも48って誰が乗れるんだろう?)
妙味があるのはデスペラードくらい?
武さんメイショウナルトだし、横山典騎手なら面白そう。
それに地味な馬から狙うのがアルゼンチン共和国杯のテーマ。
過去の傾向をみても、
「地味な馬」+「派手な騎手」が好走パターン。
トウショウナイト+ぶっしー(武士沢騎手)なんていう
コンビもありましたが、
基本戦略は「地味×派手」のコンビを狙う。
そういう意味では
___SILVER___シゲルササグリと後藤浩輝騎手がいいはず。
たしかにシゲルササグリは
準OPを勝ち上がったばかりで、おまけに重賞初挑戦。
敷居は高そうですが、斤量54キロに加えて、
期待したいのは後藤騎手。
後藤騎手といえば、
米倉涼子・上戸彩・剛力彩芽ら
豪華女優陣をかかえるオスカープロモーション所属。
昨年の怪我から復帰して、
今週までハイペースで勝ち星を積み重ねていますが、
いい馬に乗っているのはもちろん、
乗る意識も変わってきているような気がします。
後藤騎手といえば、リハビリをしながら、
東西の競馬中継に積極的に顔を出し、
広報活動に尽力してきましたが、現役ジョッキーが1年間、
外から競馬を見る機会はそうそうあるものではありません。
我々から見れば「外に出せ」「控えろ」と
簡単に思えることでも、
実際に乗っている騎手はそうではないでしょう。
外から競馬を見たことで
レースを客観視できた部分も大きいはず。
一味も二味も違う感じがします。
斤量を背負う馬でも、十分信頼できるレースですが、
一発の魅力を秘める馬にも期待をかけてみたいところです。