映画やドラマ、小説やマンガなど、
男女の関係を描く作品には少なからず
「都合のイイ女」という存在は必要不可欠なもので、
観客や読み手といった「伝えられる側」にとって、
愛すべきキャラクターであり、憎悪の対象になったりと、
誰から見ても「都合のイイ女」になってしまうものでもあります。
現実の世界においても「都合のイイ女」は複数存在しています。
お金が無い時には簡単に援助してくれ、
家事なんかもなんでもやってくれて、
遊びまくってても、文句も言わず、
抱きたいときに抱ける・・・
それは男にとって、まさに「都合のイイ女」であり、
自堕落な野郎どもが常に探し求めている「至高の女」でもある。
うらやましい!!!(大声)
江戸川も
「そういう存在の女がいれば最高なんだろうな・・・」
という、甘美な妄想を抱きつつ、日々を生きている訳ですが、
今週の関屋記念にいました。
江戸川的に「都合のイイ女(馬)」。
そう・・・女(馬)の名は、
___SILVER___あの三冠牝馬の姉・ドナウブルー。
妹のジェンティルドンナは説明不要の三冠牝馬。
あのオルフェーヴルにも先着したり、
ドバイのG1で2着になってみたり、大活躍中です。
しかし姉のドナウブルーは
素質の高さを評価されながらも、G1では2着が最高。
牡馬に混じっても互角に戦える実力はありますが、
近走は目立たない事が多く、
2番人気に推された前走の中京記念も4着・・・。
昨年制した関屋記念でリベンジを果たしたいところ。
ところで・・・
なぜこのドナウブルーが、
江戸川にとって「都合のイイ女」なのかというと、
「走り時がわかりやすいから」なんです。
昨年のマイルCSで3着になって以降、
馬券に絡んでいないドナウブルーを、江戸川はこう評価していました。
(読める人はバックナンバーを参照して下さい)
「彼女自身の成績を見ても、
直線で坂のあるコースを勝ちきっていない事も、
少々マイナス評価です。思いきって切っても大丈夫」(東京新聞杯)
「人気になりそうなドナウブルーの斤量は56キロ。
直線坂のあるコースの信頼度は怪しく、 ただでさえ重い56キロに加えて
坂のあるコースは不振、思い切って馬券を買わないのはアリ」(中京記念)
これほど、敗因がはっきりした馬はなかなかいません。
そう江戸川にとって「都合のイイ女」であるドナウブルーは
まさに今回が買い時。買い時なのであります!
牝馬にとっては酷量の56キロから2キロ減。
直線に坂の無い新潟コースで、
瞬発力を如何なく発揮でき、
敗因も常に明確なものがあり、
前走の中京記念では56キロの斤量も克服しかけたドナウブルー。
輸送さえこなせれば連覇は濃厚・・・
と、思っていましたが、厄介なのが何頭かいました。
触れておかねば。
須貝厩舎のジャスタウェイは明らかに強敵ですし、
差しが利く馬場になれば中京記念を制したフラガラッハや
レオアクティブ・ランリョウオーも強敵でしょう。
輸送さえ克服すれば、
昨年よりも少々レベルの高い関屋記念でも十分勝ち切れるはずです。
馬券的には
上位人気になりそうな馬とドナウブルー、
穴っぽいところの組み合わせで的中を狙うのがおもしろそうです。
まぁ、今回穴っぽいなという馬をあげるとすれば
シルクアーネストではないでしょうか。
半弟であるマイネルラクリマは今夏ブレークした1頭。
父グラスワンダーはスピードの持続力には定評のある種牡馬で、
シルクアーネストの末脚もなかなか侮れません。
お盆休みの前に「都合のイイ女」から
お小遣いをもらおうと企てている江戸川の今週末はいかに!?