今年も新潟直線(千)レースが最も盛り上がる季節になりました。
今年はついに開幕週にレースが移動になり、
新潟直線名物の
「スタートから、全馬外に向かって走る」傾向が
ほんの少しだけ変わるんじゃないかと、
ちょっと楽しみにしています。
もう完全に「本命はエバーローズだなぁ・・・」
とか思って、原稿を書き始めたら・・・
そういえば春に引退していました。
ウインクリューガー産駒として、
重賞勝ちを期待していましたが、もう残念としか言いようがありません。
新潟直線で見せた桁違いのスピードは、
「21世紀のカルストンライトオだ」と思いましたが、
よく考えれば、この直線競馬が出来たのも21世紀になってから。
当然、カルストンライトオも21世紀の馬です。
自分の時代感覚の無さと、
時の流れの速さに少々動揺してしまっていますが、
アイビスサマーダッシュも今年で13回目。
夏競馬前半戦の目玉とも言えるレースに成長しました。
過去の優勝馬を見ても、
秋のスプリンターズSで好成績を残した馬も少なく、
如何に「直線」の適性を見抜けるかが
的中へのヒントになりそうです。
そう言った意味でエバーローズには期待していましたが、引退。
G1でも実績のある馬(しかも逃げ馬)が
人気を集めそうなレースなので、他の馬には、
なかなか出番が回ってこないかもしれません・・・。
なんだ・・・じゃあ、もう本命は高松宮記念で3着になった
ハクサンムーンしかいないじゃないか。
相手は59キロに目を瞑ってパドトロワ。
馬格もあるし、斤量も問題ないはず。
開幕週の馬場で相手も、OPクラスで実績のない馬ばかりなら、
G1でも実績のあるこの2頭で決まり。
脚質ももちろん、スピードはG1級。
開幕週の馬場に大逃げをかます可能性もある2頭。
他の有力馬は重賞はおろか、
準OPを勝ち上がった(勝ち上がりそうな)馬ばかりでは、
力が違いすぎるんじゃないのかなぁ・・・
なんも盛り上がらん、つまらんアイビスサマーダッシュか・・・
・・・と、思っていましたが、
面白い馬を何頭か見つけてしまいました。
先週、
___SILVER___
この考察でフラガラッハを指名しておきながら、
直前でフレールジャックに本命を変えてしまったことで、
お叱りのメールも頂きましたが、
今週はこの馬達で一勝負してみるのもアリだと感じています。
人気になりそうなハクサンムーン・パドトロワは
そのままにしておきつつ、他の馬で一発を狙う。
まずその一発候補の馬と言えば・・・
昨年のアイビスサマーダッシュの1番人気で
多くの人が「裏切られた」と思っているビウイッチアスでしょう。
準OP・準OP上がりの馬が多い中、
近走の実績は目立った所はありませんが、
ハイレベルな重賞戦線で揉まれてきたビウイッチアスは
人気の盲点になりやすいのではないでしょうか。
それに展開次第ではスギノエンデバーもいいでしょう。
末脚は出走馬の中でダントツの破壊力がありますし、
得意な1200mから1F短縮なら、その末脚も爆発の威力を増しそうです。
それに伏兵中の伏兵は
福島リーディングにも輝いた横山典弘騎手騎乗のデュアルスウォード。
「ダート馬を買え」は直線競馬の格言的な扱いになっていますが、
芝が全くダメなわけではないですし、
ダート戦線でもOPクラスで活躍しています。
スピードはあるタイプですし、
手塚厩舎が所属の嶋田騎手ではなく、
横山典弘騎手を抑えているのなら、完全に勝負気配と見ていいでしょう。
今週は「G1級の馬+穴馬」で勝負したいと思います。