今週のメインレースを江戸川乱舞が大分析! レース考察

2012-07-31 ずば抜けた実力馬と伏兵の見極めが重要な小倉記念【小倉記念】

出走想定メンバーを見てがっかりされた穴党の方は多いのではないだろうか。
逆にあなたが本命党ならば、今週の小倉記念ほど、自信を持って買えるレースはないのではないか。
それほどに出走馬のレベルに格差があるレースだ。

おそらく人気になるのはトーセンラーダノンバラードで、人気も実力も間違いなくずば抜けている2頭だろう。
この2頭のハンデが57キロなのは間違いなく「買い」要素だろう。
力が他の馬とは違いすぎるのではないだろうか。

馬券的中を目指すにはこの2頭を切るのはかなり勇気のいる行為なので、ちょっと力が違いすぎている。

トーセンラーがおそらく1番人気になるだろう。
前走、アスカクリチャンに足をすくわれる形となってしまったが、大外を回ってからの伸び脚はやはり他を圧倒していた。
あと数メートル先にゴールがあれば、アスカクリチャンとの着順は逆になっていただろう。
今回も普通に回ってくれば力は抜けているとみて間違いない。
敵は雨だろう。馬場が渋れば、ほかの馬にもチャンスが出てくる。
七夕賞の時にも書いたが、馬場が悪いのは不得意。
天候次第では他の馬にもチャンスはある。

その逆転の可能性が最も高いのは、ダノンバラードだろう。
七夕賞に登録はしていたものの、直前に自己条件の関ヶ原Sに方針転換。

逆に少しかわいそうなのは、なぜかトップハンデになってしまったナリタクリスタルではないだろうか。
たしかに根幹距離のハンデ重賞にしてはメンバーが手薄な印象はあるが58キロは過大評価されすぎと言わざるを得ない。
ただこのメンバーならこの斤量でも抑えなくてはいけないのが今回の小倉記念のレベルを物語っているかもしれない。

今回、キーポイントになるのは「七夕賞組」ではないだろうか。
この七夕賞組をどう見るかで小倉記念の馬券的中への攻略法が変わってきそうだ。

七夕賞2着のトーセンラーはすでにコメント済だが、
そのトーセンラーに勝ったアスカクリチャンの評価は大きく分かれそうだ。
前走は14番人気ながら七夕賞を制覇。

今回は2着だったトーセンラーとは斤量2キロ差でかなり詰め寄られてはいるが、上がり3Fはメンバー中3番目。
決して、偶然の勝利とは言い難い部分がある。
今回はナリタクリスタルに次ぐ、負担重量57キロ。プラス材料と言い難いのが本音か。

また七夕賞で8着。
3番人気の評価を裏切る形になってしまったエクスペディション
今回、巻き返しに躍起になっていることだろう。

重賞では頭打ちという評価もあるかもしれないが、7月〜8月の小倉は3戦3勝。
まさに今週の小倉記念は絶好の舞台。陣営はここまで待っていたことだろう。
七夕賞を叩き1走目と捉えれば、8着と言う内容は、決して悪いことばかりとは言い切れないのではないだろう。
今回は4番人気くらいに評価される点を考慮に入れれば、配当的に美味しい。
狙っていい馬の代表格と言える。

七夕賞は爪の具合で回避してしまったが、小倉大賞典勝ち馬のエーシンジーラインは非常に面白い存在。
川須騎手に初めての重賞勝ちをもたらした同馬だが、今回は乗り役にその川須騎手が復活。
開幕2週目はまだまだ前を行く馬には有利な馬場。
今回のメンバーなら、小倉大賞典の再現があってもおかしくはない。
スタートしてから極端に競り掛けてくる馬も見当たらない今回は、スムーズに走れれば、
上位人気2頭に一泡吹かせられる存在である。
要注意が必要だ。

先週のクイーンSで早くから注目していたラブフールが2着に来ているので、期待されている方も多いと思う。
今週も穴馬を上げておこうと思う、それは

___SILVER___

古豪オーナーの大逆襲に注目したい。
先週のアイムユアーズをはじめ、夏競馬も圧倒的な力を見せつける社台軍団に一矢を報いたいと常々色気を見せている
「ニシノ・セイウン」軍団を有する西山オーナーのニシノメイゲツに注目だ。

左回りは不得意、良績はすべて右回りということで小倉記念には早くから照準を合わせていた模様。
前走は勝ったアスカクリチャンよりも早い上がりでレースを終えた。
今回も斤量は53キロということで、期待が持てる。乗り役もフラガラッハで重賞を初制覇した高倉騎手。
ノリに乗っているコンビで祝杯を上げられるかが注目ポイントだろう。
トーセンラー・ダノンバラードとは斤量差は4キロ。逆転可能な範囲だろう。

またミキノバンジョーにも注目する。
エーシンジーラインと同じ脚質にはなるが、どちらも強烈にハナを奪い合う様子は想像しづらいので、
スローペースになり尚且つ、上位人気馬が後ろでけん制しあう展開になれば、出番もあるだろう。
乗り役も小倉で実績を積む、太宰騎手が心強い。

斤量の軽いセイカアレグロ(48)とワルキューレ(51)は斤量は魅力的だが力が足りないだろう。
ここは見切っていいかもしれない。

昨年は1番人気・ナリタクリスタルは6着。
一昨年はスマートギアが4着。
その前はホッコーパドゥシャが2着も勝ったのは16番人気のダンスアジョイだった。

「1番人気は不振」という事実に加え、「伏兵の台頭」も目立つレース。

今回は圧倒的な実力を持つトーセンラーとダノンバラードがいる。
しかし、穴馬への模索はギリギリまでやってみてもいいのではないだろうか。

簡単に上位人気馬に白旗を上げる必要はないレースだ。


このコラムを書いた予想家

江戸川乱舞
走らない馬から決めていく独自の的中方法“逆走競馬予想”であたり馬を引き当てる、競馬スピリッツ専属の予想家「江戸川乱舞」。
過去の傾向なども加味した総合的な見解と、いち競馬ファンとしての純粋な視点も忘れないロマン派予想家。 得意な予想スタイル:単複・ワイド・三連単 など

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