話題の競馬トピックに独自の視点で陽気に笑顔で辛口に切り込む! 江戸川乱舞コラム「Alohaな競馬」
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2013-05-23 ​あえて去年のダービー馬を擁護する

​ <p> ついに今週はダービー。<br /> <span class="b">競馬関係者にとっての1年が終わり、そしてまた始ります。</span> </p> <p> 今年はどんなドラマが・・・。 そして今年はどの馬に栄冠が輝くのか!? </p> <p> そのあたりはレース考察でお話しておりますので、 よかったらそちらをご覧下さい。 </p> <p> さて、唐突ですが、 <span class="red big-s b">昨年のダービー馬</span>を覚えてらっしゃいますでしょうか? </p> <p> <span class="b">ゴールドシップ?</span>(NO!NO!)<br /> <span class="b">ジェンティルドンナ?</span>(牝馬でしょ)<br /> <span class="b">ワールドエース?</span>(あれは福永のせい)<br /> </p> <p> そうです。 <span class="red big-s b">ディープブリランテ</span>です。<br /> </p> <p> 個性豊かな12年クラシック世代の中でも<br /> 2歳時からその存在感を示し続けていた1頭。<br /> </p> <p> 以前にもどこかで書いたような気がしますが、 私はこの馬こそ<span class="b">2012年クラシック世代の最強馬</span>だと思っています。<br /> </p> <p> もちろんダービーを勝ったので、最強馬に間違いはないのですが、<br /> その後のゴールドシップ・フェノーメノの活躍で<br /> すっかり影を落としてしまいました。<br /> しかし順調であれば、<br /> <span class="b">間違いなくマイル〜中距離路線で活躍していたでしょう。</span> </p> <p> それはなぜか。。。<br /> これは完全に私の主観ですが、お話します。<br /> </p> <p> まずその最強という根拠がディープブリランテの<br /> 誕生日が5月8日であるということ。<br /> </p> <p> <span class="red big-s b">これが全ての前提です。</span><br /> </p> <p> ゴールドシップは3月6日、グランデッツァが3月3日のひな祭り<br /> と言う事を考えると明らかに遅いですし、一般的な競走馬は、<br /> 1月終わりから4月の始めくらいまでには出産を終えるケースが多いです。<br /> </p> <p> ダービー時点で、人間に置き換えると、<br /> 3歳馬は高校生くらいという表現をよく目にすることがありますが、<br /> そう考えると3歳馬の2ヶ月の違いは、大きい筈です。<br /> </p> <p> 以前、私はコラムで<br /> <span class="red b">「中学生が高校生相手にホームランを打ったのが ディープブリランテのダービー」</span> </p> <p> と、表現した事がありますが、<br /> 2ヶ月の体力差を覆してのダービー勝利だったと思っています。<br /> </p> <p> そういう事情を踏まえてみれば<br /> <span class="red b">2歳の東スポ杯で新馬勝ち後すぐの馬が、<br /> 荒れた馬場の中を舌出して遊びながら走っての重賞勝ちは脅威です。</span><br /> </p> <p> <span class="b">「ダービー、いや三冠も・・・」</span>と正直思いました。 </p> <p> 共同通信杯・スプリングSと若い気性が災いし、<br /> ゴールドシップやグランデッツァにも惜敗を続けてしまい、<br /> クラシック本番前にして評価を落とし始めます。<br /> </p> <p> しかしそれでも、<br /> 引っかかって明らかなロスをしているのに、差し返そうとする根性。<br /> 実力馬に惨敗はしていないんですね。<br /> </p> <p> 皐月賞でも大荒れの馬場で、先行馬総崩れの中、<br /> 踏ん張りに踏ん張って3着。<br /> </p> <p> 私にとって負けた理由は明確でした。<br /> </p> <p> ただ、ダービーが近づくにつれ<br /> ディープブリランテの評価は落ちる一方で、<br /> <span class="b">私の周りでも「ダービーでブリランテは無い」<br /> そういう声が大多数になりました。</span><br /> </p> <p> ただでさえ個性的な馬が多く、<br /> それぞれにスター性があった珍しい世代なので無理もない話ですが、<br /> <span class="red b">私は頑なにディープブリランテを支持しました。</span><br /> </p> <p> しかし、ドラマはここから。<br /> </p> <p> NHKマイルCで岩田騎手が騎乗停止に。<br /> </p> <p> 競馬に乗れない岩田騎手はディープブリランテに密着します。<br /> つきっきりで岩田騎手がディープブリランテの調教に乗る。<br /> 毛づくろい・・・いやブラッシングをするなど、<br /> 密にコミュニケーションをとります。<br /> 後に岩田騎手はディープブリランテの事を「親友」と表現します。<br /> それほどまでに信頼感を築き上げます。<br /> </p> <p> 更に、遅生まれであることを前提とすれば、<br /> </p> <p> <span class="red b">「ダービーは勝てる。」</span><br /> </p> <p> 私は確信にも近い何かを感じながら、ダービー当日を迎えました。<br /> </p> <p> ゼロス・トーセンホマレボシが暴走気味にラップを刻み、<br /> 先頭集団にいたディープブリランテは<br /> 折り合い不安に加え、距離不安説もある馬で、<br /> </p> <p> 厳しい展開になるかと思いましたが、<br /> 最後の坂の所で、先行集団に並びかけ、抜け出し、<br /> 果敢にゴールを目指すも、<br /> </p> <p> 脚が止まり始め、<span class="b">フェノーメノが猛追撃。</span><br /> </p> <p> どうなるかと誰もが思ったその瞬間にゴール板を通過。<br /> </p> <p> あまりの激戦ぶりにゴール板通過後、<br /> 大きく外へヨレたディープブリランテですが、<span class="b">結果はハナ差V。</span><br /> </p> <p> この結果を見てフェノーメノの方が強いと言う声もありますが、<br /> 早いペースで先行集団に残りつつ、早めの仕掛けにも 最後まで堪え、勝ち切ったという点、<br /> </p> <p> さらに<span class="red b">他の馬よりも完成度で言えば2ヶ月遅れている事を考えれば、<br /> その後のディープブリランテの活躍は想像に難くありません。</span><br /> </p> <p> ただ、2400mは距離の限界を越えているでしょうから、<br /> 秋は天皇賞(秋)・マイル・香港が順当なローテーションだったでしょう。<br /> </p> <p> 私自身も、馬券に関係なく、涙したレースです。<br /> </p> <p> 今でも、そしてこれからも、私は他人に押し付けることなく、<br /> ディープブリランテの強さを語り継いでいくでしょう。<br /> </p> <p> <span class="red b">あの誰もが感動した「岩田コール」から1年。</span><br /> </p> <p> 「競馬はギャンブル、儲け以外に興味はない」<br /> という寂しい事を言わず、<br /> </p> <p> 競馬はスポーツであり、娯楽であり、<br /> 文化であり、伝統だという観点で(甲子園を見るような気持ちで)<br /> 府中の芝を全力で駆け抜ける優駿に賛美の声をかけてみませんか。<br /> </p> <p> 誰もが「勝ちたい」と願うダービーは有馬記念とは違って、<br /> 馬にとっては1回しかない自分が寿命を全うできるかが決まる日。<br /> </p> <p> 今年、我々は果たして誰のコールをするのか。<br /> 誰へのコールが最も相応しいのか。見届けましょう。<br /> </p> <p> <span class="red b">そしてそれまでに、<br /> 「あなたの中の今年のダービー馬」</span>を見つけてみて下さい。 </p>

このコラムを書いた予想家

江戸川乱舞
競馬好きな平凡サラリーマンから、「逆走競馬予想」を引っ提げて競馬評論家の仲間入り。

また競馬予想だけでなくコラムニストとしても活動中で、
競馬スピリッツ上で「競馬はロマン」を地で行くコラムを掲載中!

予想スタンスはまさに常識から対極への「逆走」。
「勝つ馬」ではなく「負ける馬」から選んでいき、最後に残った馬をまとめ買い。
「全通り買えば当たる」が持論の逆走競馬コラムニスト。 得意な予想スタイル:単複・ワイド・三連単 など

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平凡サラリーマンから、独自の「逆走競馬予想」で競馬評論家に転身した江戸川乱舞。
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11月16日(土) 東京11R
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合計:32,900円

11/30(土)は中山11R ステイヤーズS(G2)
12/1(日)は中京11R チャンピオンズカップ(G1)
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