2013-05-09 ​凱旋門賞は再びスミヨン騎手とのコンビ

​ <p> 先週、<br /> <span class="red b big-s">「オルフェーヴル、スミヨンで凱旋門賞へ」</span><br /> という記事が報じられました。 </p> <p> 昨年はたしか夏ごろに「スミヨン騎乗」の報がありました。<br /> フランスの競馬メディア関係者がツイッターでコメントしたのが発端で、<br /> その数時間後に日本のメディアが池江調教師の談話とともに報道。 </p> <p> そういう流れを考えれば、<br /> <span class="b">今回は相当早い段階で話が進んでいるな</span>、という感じでした。 </p> <p> 昨年のように有力馬がどんどん凱旋門賞を回避して・・・<br /> という展開になりそうにはなく、<br /> 昨年よりもハイレベルな戦いが予想されるだけに、<br /> 早めにスミヨン騎手を抑えたと言う事でしょう。 </p> <p> <span class="b">しかし、競馬ファンの間では昨年同様、さまざまな見解が出ています。</span> </p> <p> 池添騎手の乗り替わりに批判的な声、<br /> スミヨン騎乗に歓喜する声、<br /> 凱旋門賞に勝てば騎手は誰でもいい・・・などなど。 </p> <p> 去年、オルフェーヴルが負けていて、<br /> 池添騎手が現在、フランス滞在で結果を出せていれば話は別だと思います。 </p> <p> しかし、<span class="red b">昨年の凱旋門賞であと一歩まで迫った事、<br /> 池添騎手のフランスでの実績などを考えれば、<br /> スミヨン騎手騎乗は当然の選択肢でしょう。</span> </p> <p> フランスでも数えるほどしか乗っておらず、<br /> ジャパンカップではジェンティルドンナに競り負け、<br /> 今一つ、オルフェーヴルと呼吸が合っていないような印象もある<br /> 池添騎手の凱旋門賞騎乗が考えづらいのは当然です。 </p> <p> <span class="red b">今回スミヨン騎手を乗せなければ、<br /> 去年の凱旋門賞で日本中が興奮に沸き返り、<br /> ゴール前で落胆したあの雪辱が晴らせません。</span> </p> <p> 今年こそ、勝たなければ意味がありませんし、<br /> その為に１年種牡馬入りを待ったわけですから、<br /> <span class="b">「全ては凱旋門賞の為に」</span>万全の態勢を整えて欲しいと思います。 </p> <p> <span class="red b">日本にしか存在しないと言っていい血を持つオルフェーヴルが<br /> ヨーロッパ最高峰の凱旋門賞で勝ち、<br /> 世界にその存在価値をアピールする事によって<br /> 馬産地・北海道に世界から馬を求める人たちがやってくるのです。</span> </p> <p> 社台グループは競走馬生産のリーディングカンパニーとして、<br /> 世界中から北海道に人を集めるつもりでしょう。 </p> <p> <span class="red b big-s">「世界に負けない馬づくり」は吉田善哉さんの頃からの宿願。</span> </p> <p> 日高がトウショウボーイの産駒でお金を回していた頃、<br /> 社台グループは積極的に世界中から種馬を買い続けていました。 </p> <p> その中にサンデーサイレンスが居たのは有名な話ですが、<br /> 現在の競馬界は社台グループの一人勝ち状態。 </p> <p> 社台グループが買って、今一つ成果の出なかった繁殖馬や<br /> 社台にとって血統的な価値が薄くなった繁殖馬が<br /> 今、徐々に日高を始めとする馬産地にあふれ始めています。 </p> <p> <span class="b">そう言う意味では血統的なレベルは世界にも<br /> 誇れるものに十分なってきています。</span> </p> <p> 社台グループにとっても<br /> 日高をはじめとする馬産地は非常に重要なお客様です。 </p> <p> 彼ら以外にも、<span class="b">世界を相手に日本の馬を売るようにならなければ、<br /> 社台にとっても、北海道の馬産地にしても、未来はありません。</span> </p> <p> オルフェーヴルにはある意味で、苦しい馬産地の期待が詰まっています。 </p> <p> <span class="b">日本の競馬関係者やファンにとって凱旋門賞というのは<br /> ドバイＷＣや香港ミーティングよりもずっと価値のあるレース。</span><br /> <span class="red b">当然、その凱旋門賞を制する為の確率を上げる選択をするのは当然です。</span> </p> <p> 池添騎手は残念な結果となりましたが、<br /> まだ池添騎手は若いです。 </p> <p> これからもいい馬が集まってくる可能性は十分にあります。 </p> <p> <span class="b">是非、フランスでの経験を糧に、<br /> 今よりも更に勝負強い騎手になってくれればと思います。</span> </p> <p> また、この原稿を書いている段階で<br /> <span class="red b">「キズナ、凱旋門賞参戦へ」</span>というニュースが飛び込んできました。 </p> <p> ダービーを勝てばという条件付きですが、<br /> ディープインパクト産駒はフランスのクラシックレースを勝っています。 </p> <p> <span class="b">それに凱旋門賞は斤量が軽い３歳や牝馬が有利。</span> </p> <p> 日本中の期待を背負ったディープインパクトの凱旋門賞挑戦。<br /> あれから７年が過ぎますが、武豊騎手を取り巻く状況、日本馬を見る世界の目。 </p> <p> 大きく変わった事ばかりですが、<br /> <span class="b">本音を言えば、国内産馬・日本人ジョッキーで<br /> 凱旋門賞を勝ってほしいのが正直なところです。</span> </p> <p> <span class="red b">今年こそ、日本馬の凱旋門賞勝利を願っています。</span> </p>

平凡サラリーマンから、独自の「逆走競馬予想」で競馬評論家に転身した江戸川乱舞。
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