2013-04-11
名馬への登竜門・皐月賞の不在感。
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<span class="b">今年のJRA、G1プロモーションCMは<br />
なぜか皐月賞が作成されず、<br />
桜花賞から一足飛びで天皇賞・春が制作・発表されました。</span>
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思えば、2年前。<br />
震災の影響で一気にJRAのCMから<br />
芸能人の出演が自粛ムードになっていた頃のこと。
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テレビから流れるT.Rexの<br />
「20th Century Boy」にのせて登場した<br />
<span class="red b">「常識は敵だ」のミホノブルボンには衝撃を受けました。</span>
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めちゃくちゃかっこよくて、<br />
以降、このシリーズは<span class="red b">レースにちなんだ名馬が登場する</span>ようになり、<br />
ファンの間でも、<br />
「ダービーはこの馬で」とか「宝塚はこの馬が見たい」など、<br />
好評なまま2011年は終了。
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2012年もこのCMシリーズは<span class="red b big-s">「THE LEGEND」</span>として<br />
やや形を変え、90年代の馬だけではなく80年代の名馬も登場し、<br />
往年の競馬ファンを懐かせがらせました。
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そして今年は<span class="b">メイセイオペラ</span>という地方馬からスタートし、<br />
<span class="b u">桜花賞はなんと一気に時代が遡って、<br />
1975年の桜花賞馬・テスコガビー。</span>
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「後ろからはなんにも来ない」と<br />
杉本清さんが叫ぶのが印象的なCMでしたが、
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<span class="b">今回の桜花賞から一足飛びで制作された天皇賞・春は<br />
なんと時代が一気に下って2006年の</span><span class="red b">ディープインパクト。</span>
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<span class="red b">「敗北など考えられない戦いに、<br />
人は何処までも夢を見た。 奇跡に最も近い馬。」</span>
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CMで使用された天皇賞は本当に衝撃的で、<br />
<span class="b">ディープインパクトは3200mの長丁場にも関わらず、<br />
3コーナーで一気に動き、4コーナーに入る前にはすでに先頭。</span>
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明らかに早い仕掛けに場内は悲鳴が起きるほどでしたが、<br />
<span class="b u">上がりは最速の33.5秒、2着のリンカーンに3馬身半差。</span>
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4コーナーではリンカーンに騎乗していた横山典騎手が<br />
レースで勝てなかったリンカーンの事を<br />
「(生まれた)時代が悪かった」と諦めた程の強さ。
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<span class="b">私の中で、あの天皇賞春はディープインパクトの中でも<br />
ベスト3に入るレースです。</span>
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そのレースがCMで使われた事も嬉しいですが、<br />
<span class="red b">出来れば皐月賞も「THE LEGEND」のCMを<br />
作って欲しかったのも本音。</span>
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<span class="b">せっかく今週、クラシック一冠目の皐月賞があるんですから。</span>
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ちなみに昨年は<span class="b">アグネスタキオン</span>がこのCMでクローズアップされていました。
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過去にこのシリーズでエルコンドルパサーや<br />
スペシャルウィーク、グラスワンダーと、<br />
あの伝説の「98年クラシック世代」が取り上げられているので、<br />
なんとか<span class="b">セイウンスカイ</span>は作成できなかったのかと思います。
(菊花賞に回ってくるのでしょうか?)
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<span class="red b">週末の皐月賞はクラシック三冠の一冠目。<br />
あらゆる世代のスターホースが<br />
まず最初に越えなければならない壁です。</span>
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あのハイセイコーやトウショウボーイ。<br />
シービーもルドルフも駆け抜けたレースです。<br />
CMが無いのはやはり少々さびしいですね。
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<span class="b u">世界的にも注目されている2000mで行われる数少ない国内G1</span>ですし、<br />
近年はディープインパクトのみならず<br />
ヴィクトワールピサ・オルフェーヴルと、<br />
世界を相手に戦った馬も勝っているレースです。
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<span class="red b">今週末、皐月賞を制した馬が<br />
数年後、「THE LEGEND」として、<br />
登場する事を心待ちにしています。</span>
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このコラムを書いた予想家
江戸川乱舞
競馬好きな平凡サラリーマンから、「逆走競馬予想」を引っ提げて競馬評論家の仲間入り。
また競馬予想だけでなくコラムニストとしても活動中で、
競馬スピリッツ上で「競馬はロマン」を地で行くコラムを掲載中!
予想スタンスはまさに常識から対極への「逆走」。
「勝つ馬」ではなく「負ける馬」から選んでいき、最後に残った馬をまとめ買い。
「全通り買えば当たる」が持論の逆走競馬コラムニスト。 得意な予想スタイル:単複・ワイド・三連単 など
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