2025-04-24 ​「日本馬に出走して欲しいし、いつか日本馬に勝って欲しい」

​ 「日本馬に出走して欲しいし、
  いつか日本馬に勝って欲しい」

この発言をご存知だろうか？

フランスギャロの関係者が先週、
JRAで説明会を行い、その中でこの話が出た。

説明会の骨子は
「凱旋門賞に出走する日本馬2頭に輸送補助が出る」
というもの。

すでにジャックルマロワ賞、
ムーランドロンシャン賞では、
輸送補助が行われていたが、
今回、凱旋門賞もその対象になった。

また凱旋門賞の前哨戦が
1週前倒しとなり、
これまでの中2週から中3週に変更。

ロンシャン競馬場の排水改善工事も行われるとの事。

馬場悪化、ローテーションに
苦しんでいた日本馬にとっては、
「朗報」づくしの説明会になったと言っていいだろう。

これまで
数多の日本馬が凱旋門賞に挑み、
その高い壁に阻まれてきたが、
今回のこの措置で大きく風向きが
変わる可能性がある。

ロンシャンの重馬場は
欧州でも評判が悪かったのは事実だが
日程の変更や輸送補助は明らかに日本馬優遇政策。

もちろんフランスギャロが
善意でこのような優遇政策を敷いている訳ではない。

日本馬が遠征した際に
日本国内で実施される
馬券発売の売上金が
目当てなのは明白で、
凱旋門賞なら1億円以上の収入が
フランス側に入ってくる。
(国内で一番売れる海外のG1が凱旋門賞)

これは売上金の中から捻出されるので
日本から一線級の馬が出走し、
注目度が上がればがるほど
馬券売上も多く入るはずなので、
フランスとしてはとにかく日本馬、
しかも一線級の馬に出てほしいわけだ。

少し前ならテイエムオペラオー、
最近ならキタサンブラックあたりが、
国内で頂点を極めたものの、
凱旋門賞に挑戦しないまま現役を引退をしている。

平凡サラリーマンから、独自の「逆走競馬予想」で競馬評論家に転身した江戸川乱舞。
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