2025-03-06 ​中山牝馬Sを考える。

​ 今週末は3つの重賞があるが、
予想公開の対象になっていない
中山牝馬Sについて
少し考えてみたいと思う。

中山牝馬Sは5月に行われる
ヴィクトリアマイルの前哨戦
という位置付けになっている。

ただ思い返してみても、
中山牝馬Sの結果と
ヴィクトリアマイルの結果に
2つのレースの親和性を感じない人も多いと思う。

コース特性も違うし、
クラシックや
エリザベス女王杯を勝った馬が
簡単に出てくるような
レースじゃないし、
そもそもハンデ戦だし…
たまたま牝馬限定重賞ってだけで、
前哨戦に位置付けられていると考えるのが順当だ。

そんな
中山牝馬Sではあるものの今年は、
割とメンバーが揃った印象で、
予想のし甲斐があるというモノ。

他の平場のレースとの
兼ね合いもあるので、
「勝負レース」
として公開できるかどうかわからない。

それ故に予想の方向性だけは示しておきたいと思う。

まず人気を集めるのは
小倉牝馬Sを勝って、
勢いに乗っているシンティレーションだろうか。

明け6歳で初重賞と
やや遅咲きの印象はあるものの、
未勝利→特別戦を勝った後に挑んだ
3歳春のフラワーカップでの
3着という実績を考えると、
割と早い段階で完成されていた
と見ることも出来るし、
能力だけで走っていて、
ようやく完成されてきた…と見ることも出来る。

能力自体は出走予定馬の中で一番高いかもしれない。

また早い段階で活躍してきた…
といえば、
クリスマスパレードもその1頭。

新馬→水仙賞と連勝。

クラシックには縁が無かったが、
3歳秋の紫苑Sで重賞初制覇。

年始の中山金杯では
1番人気に支持されながら4着と
物足りない結果に
終わってしまったが、
芝のレースではこれまで一度も
掲示板を外していない安定感は魅力。

安定感で言えば
ビヨンドザヴァレーについても触れておきたい。

これまで15戦4勝という成績ながら、
掲示板を外したのは1回だけ。

前走のターコイズSを筆頭に
2着は都合6回と、
詰めの甘さがあるのは
否定できないが、
相手なりに走れるのは地力がある証拠でもある。

1800mの走破経験が
一度しか無いのは
不安要素ではあるが、
牝馬限定競走なら
格好は付けられるのではなかろうか。

平凡サラリーマンから、独自の「逆走競馬予想」で競馬評論家に転身した江戸川乱舞。
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