2025-01-09 ​シンザン記念を考える

​ 3日開催の最終日に行われる
シンザン記念はフェアリーSよりも歴史が深い。

日本競馬史上2頭目の
クラシック三冠制覇シンザンを称えたこのレース。

これまで幾多の名馬が走ってきたが、
個人的には30年前の1995年の勝ち馬
メイショウテゾロの事を思い出す。

デビュー→千両賞を連勝し、
2番人気で迎えたシンザン記念で初のタイトルを奪取。

その後の活躍を楽しみに見守っていた
小学生の江戸川さんだったが、
このレース以降、パッタリ勢いが止まる。

典型的な早熟馬かと思っていたら、
この年のマイルCSで16番人気の低評価を覆し2着。

勝ち馬トロットサンダー
(懐かしい名前…)に
0.2秒まで迫る走りで、
馬連10万円馬券を演出した事があった。

当時は三連複や三連単はもちろん
ワイド馬券も導入される前。

G1での超高配当だけに
一般のニュースにも取り上げられたと記憶している。

ちなみに件のメイショウテゾロ。

98年1月まで現役を続けたが、
馬券に絡むどころか掲示板に乗ったのもこの時が最後。

一発屋の印象が非常に強い馬だった。

しかしシンザン記念は
メイショウテゾロのような
馬だけではなく、
古くはシーキングザパールや
近年だとジェンティルドンナや
ミッキーアイル、アーモンドアイ
と多くの活躍馬を誕生させている。

当然、今年も楽しみな馬が揃った印象はある。

おそらく注目すべき最初の馬は
福永祐一厩舎のマイエレメント。

抽選対象なので
出てこれないかも知れないが、
牝馬の身でありながら
フェアリーSではなく
シンザン記念単独で
登録しているのは陣営が能力を評価している証。

実際、アルテミスSでは
出遅れもあって、
最後は届かなかったものの、
32.8秒の上がりを披露している。

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