2024-11-28 ​新たなフェーズへ。

​ 年に一度くらい、
ジャパンカップの頃くらいには・・・

いや、もう今の日本競馬にとって
「世界」を感じるのは、
晩秋の府中だけでは
物足りなくなってきていると
今改めて痛感している。

春にはドバイや香港、
南半球への遠征もあるし、
秋の凱旋門賞の前にも
欧州のビッグレースへの遠征が増え始めている。

そして
今年のジャパンカップには、
創設期の頃を考えても、
比較にならないくらいの
一流外国馬が3頭もやってきた。

もう日本競馬にとって
世界はそう遠くなく、
むしろ世界のレース体系の中に
今後はどんどん組み込まれて
いくことになるのでは無いか。

JRA側の不断の努力もあるだろうし、
日本競馬の地位が欧米にも
広く認知されてきたのも追い風だ。

ジャパンカップ創設から44年。

JRAの、ホースマン達の、
そして競馬ファンの、
長年の宿願がいよいよ形になってきた。

ジャパンカップの影に隠れて、
先週一部で報道されたニュースにも
「世界」を感じる事が出来るモノが
あったのをご存知だろうか。

広尾サラブレッド倶楽部から
アナウンスされた
「バスラットレオン、トルコで種牡馬入り」
の報道がそれだ。

バスラットレオンは
ニュージーランドトロフィー
だけでなく、海外重賞も2勝している馬。

わずかに
G1タイトルには届かなかったが、
海外重賞2勝という実績は大きな武器だ。

日本国内で
種牡馬入り出来る所を
探していたようだが、
結果的にトルコ競馬へ
無償譲渡される事が決まった。

クラブ馬なので「無償」
というのは出資者から見ると、
引っかかるところが勿論あるだろうし
「サラブレッドオークションなら買い手が居たのではないか」
という声も
理解できないでは無いけれど、
引退後の行き先がわかるだけでも、
安堵するファンはゼロではないだろう。

トルコ競馬はパート2国なので韓国競馬と同じ部類。

ただ、韓国と違って
芝が主体のようなので、
そこは対称的な部分かもしれない。

アラブ馬も走っているようで、
90年代以前の
日本競馬に似ているように思うし、
実際、トルコ競馬をかつての日本競馬に重ねる人は多い。

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