2024-11-14 ​最初はよくわからなかったニュース

​ 「ん？なんのこっちゃ？」

先週土曜日の夕刻、
最終レースが終わったあとに
報道されたニュース内容に唖然とした。

「上村洋行調教師が調教師バッジを偽造して使用」

文章の意味はわかるが、
なぜそんな事をしたのか
行動の意味がわからなかった。

経緯は以下の通り。

先月26日に東京競馬場内で
調教師バッジの取得物があり、
管理番号から上村調教師のモノであると判明。

しかし上村師は別のバッジを着用をしていた。

本人に事情を確認したら、
「本物のバッジ紛失防止のため、
  業者に依頼して
  記章の偽造品を作製していた。
  そして、それを使用していた」と。

立ち入り禁止区域への不正な侵入を
目的としたものではないが、
ルールを遵守するべき調教師としての
注意義務を著しく欠くとして
過怠金50万円の処分を課した…と。

落失や紛失した際に
(それなりの処分はあるだろうが)、
素直に主催者に申告していれば、
事態は違ったように思える。

実際
「本物を失くしてしまったらマズイ」
と考え、スペアを持ちたくなる
気持ちもわからないではない。

一応、本物のバッジは
本人が保管している様子で、
これはギリギリ救いかもしれない。

一般人にはなんのこっちゃ
わからないバッジでも、
見る人が見ればわかる代物。

もしも本物を紛失して、
これをネタに良からぬ人が
調教師に近づいて、
悪いことに発展する可能性だって
ゼロではなかった訳で…。

ここ最近、競馬界の不祥事が
連発していることもあって、
調教師としても色々と
襟を正す面があるのかもしれないが、
今回ばかりは
本人の処分で済むレベルの話で良かったと思う。

調整ルームに
スマホを持ち込んで云々…
という話もそうだが、
JRAは公営のギャンブルだからこそ
特殊なルールがある。

そのルールは一般人からすれば、
おおよそ理解できない
事柄かもしれないが、
関係者が遵守するのは非常に大事。

今回の主催者の措置も(前例が
あるのかないのかわからないが)、
妥当といえば、妥当だろう。

今後こういった事の無いように…
というのは、よくある平凡な話に
なってしまうけれど、
今回のことを含めて、
とにかく競馬関係者の話題を
多く扱った1年になるのは間違いない。

年末まで一月半。

今後は小規模でも
こういうニュースが無くなることを願いたいものだ。

平凡サラリーマンから、独自の「逆走競馬予想」で競馬評論家に転身した江戸川乱舞。
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