2024-08-08 ​信じられない話

​ 先週の金曜日、
主催者から競馬界を揺るがす発表があった。

単純な乗り替わりではなく、
「飲酒運転」と「重大な非行」
による乗り替わりで、
その詳細は競馬関係者の内外に大きな波紋を呼んだ。

「飲酒運転」
については松若騎手、
「重大な非行」
については角田大河騎手
がその対象になっており、
特に「重大な非行」に関しては、
今もなお、その行為に
驚きと批判の声が多く存在している。

もちろん「飲酒運転」は良くない。

が、それ以上に
「函館競馬場の芝コースを車で走る」
というのは意味不明だ。

もちろん車で芝コースで走ることは、
法律的に飲酒運転ほどの
罰則があるわけではないが、
JRAの管理上、許されることでは無い。

マスコミでも報道されているが、
芝コースに
くっきりタイヤ痕が残っているし、
現在も500頭ほどが
函館競馬場で調教を行いレースに備えている。

言わば「トレセン」に限りなく近い状態だ。

新聞記事を要約すると、
============
8月1日20時30分ごろ、
函館競馬場の馬場内に
運転する車で侵入し芝コースを損傷させた。
「函館港まつり」の花火大会を見るためだった。
============
ということらしい。

調教時間帯は避けられ、競走馬に
直接の影響はなかったようだが、
SNS等でも一般のファンだけでなく
新聞記者らも
この行為を批判する旨の投稿をする人が多く居た。

当然「騎手免許返納しろ」
という声も多くあり、
デビュー3年目の若者には、
酷な状況になっているかもしれない。

ただ、
この「重大な非行」に関しては、
疑問点が数多くあるのも事実。

開催時期ではないものの、
トレセン同様の扱いになっている
函館競馬場に、
関係者とは言え、
自家用車で入り込めるのだろうか
という事や、
同乗者は何も言わなかったのかとか…。

と言うか、
そもそも飲酒していた状態ではなく、
シラフで競馬場に
自家用車で侵入しているのだから、
花火を見たいだけの動機だったのだろうか。

とにかく謎が多すぎる。

近年、JRAが力を入れている馬術競技が
92年ぶりに
オリンピックでメダルを獲得し、
ファンだけでなく
ジョッキーも厩舎関係者も記者も
みんな喜びに溢れていたのに、
水を差された気分になった人も多いと思う。

特に今回、
自家用車で馬場に侵入したことは、
「ホースマン失格」
と言われても仕方のない案件だろう。

馬券を買う側には
直接支障はないものの、
心穏やかにならない事実であることは確か。

こういう事が二度と起こらない事を我々は願うしか無い。

平凡サラリーマンから、独自の「逆走競馬予想」で競馬評論家に転身した江戸川乱舞。
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