話題の競馬トピックに独自の視点で陽気に笑顔で辛口に切り込む!
江戸川乱舞コラム「Alohaな競馬」
2023-10-19 路線強化の話。
日本競馬もハイシーズンを迎えて、
毎週G1が複数ある状況が続いているが
こういうときに
チラホラ聞こえてくるのが
「G1が多すぎる」という声。
主にオールドファンの方々が
流している印象があるけれど、
個人的にはそこまで思っていなかったりする。
たしかにかつての日本競馬
(90年代前半くらいまで?)の
イメージが強い人にとっては
「G1が多すぎる」
という印象は拭えないかもしれない。
フェブラリーS、
高松宮記念、
NHKマイルカップあたりは
前身のレースが存在していたけど、
秋華賞や
ヴィクトリアマイルは一気に創設されたし…。
若いファンは
もはや知らない人が多そうだけど、
牝馬三冠のラストが秋華賞ではなく
エリザベス女王杯だった時代が存在した。
つまりオークスまでは
同世代で争うけど、
三冠ラストは
古牝馬も相手にしなければならなかった。
だからクラシックというと、正式には
「皐月賞・日本優駿・菊花賞・桜花賞・優駿牝馬」
の5つだけで、
90年代に設置された秋華賞は除外扱いだった。
最近はそんな風潮も
薄くなってきたのだろうけど、
開設当初、牝馬路線というのは、
競走体系の中ではそれくらい格下扱いされていた。
ダート路線も
フェブラリーSが最古の重賞で、
設置当初はG3だった。
芝>ダート
というのは今でもある価値観だけど、
とにかく
こういうイメージが強い人ほど、
「G1が多すぎる」
という主張をしやすいように思う。
もちろん5月の府中連続G1、
特にNHKマイルカップから
ヴィクトリアマイル、安田記念
という流れはたしかにゲンナリするし、飽きる。
とはいえ個人的には
最初に書いたように
「G1が多い」という感じはしてない。
とある国の競馬のように
G1の数が多すぎて、
国際機関から
指摘されるような事も無いし、
「G1が各路線の頂点を決める」
という前提なら、
長距離路線にあっても良いと思うし、
既存のG1に対しても、
ステップレースの整備などの
路線強化は必要だと思う。
そんな中でJRAは、
牝馬の頂点を決める
エリザベス女王杯の路線強化に着手している。
これまで
エリザベス女王杯の
トライアルレースといえば、
府中牝馬Sで
10年ほど前に
G3からG2に格上げされたが、
数年前までこれしかなく、
しかも府中1800mという
京都2200mのエリザベス女王杯と、
あまり親和性を感じない施行条件になっている。
ところが3年前に新潟に新設された
「新潟牝馬S」は、
エリザベス女王杯と同じ2200mで、
なおかつコーナー4回という点まで同じ。
左回りという注釈はつくものの、
中山最終週で
2200mのレースを設定すると、
本番までの間隔が空きすぎる
という点があることを考えると、
新潟に設置されたのはやむ無しと思う。
話が逸れそうだけど、
件の新潟牝馬Sは今年からリステッド競走になる。
もちろんエリザベス女王杯に向けた
ステップレースとしての
充実度を図るというのが理由だ。
これと似たようなケースで、
9月の紫苑Sが
秋華賞トライアルとして設置され、
格付けをどんどん昇格させてG2にまでなった例がある。
その例を踏まえれば、
新潟牝馬Sも数年の時を経て重賞になるはず。
まだ新潟牝馬Sから
本番のエリザベス女王杯で、
馬券になった馬はまだ居ないが、
レースの格が上がってくれば、
いずれそういう馬も出てくるだろう。
今から楽しみで仕方ない。
毎週G1が複数ある状況が続いているが
こういうときに
チラホラ聞こえてくるのが
「G1が多すぎる」という声。
主にオールドファンの方々が
流している印象があるけれど、
個人的にはそこまで思っていなかったりする。
たしかにかつての日本競馬
(90年代前半くらいまで?)の
イメージが強い人にとっては
「G1が多すぎる」
という印象は拭えないかもしれない。
フェブラリーS、
高松宮記念、
NHKマイルカップあたりは
前身のレースが存在していたけど、
秋華賞や
ヴィクトリアマイルは一気に創設されたし…。
若いファンは
もはや知らない人が多そうだけど、
牝馬三冠のラストが秋華賞ではなく
エリザベス女王杯だった時代が存在した。
つまりオークスまでは
同世代で争うけど、
三冠ラストは
古牝馬も相手にしなければならなかった。
だからクラシックというと、正式には
「皐月賞・日本優駿・菊花賞・桜花賞・優駿牝馬」
の5つだけで、
90年代に設置された秋華賞は除外扱いだった。
最近はそんな風潮も
薄くなってきたのだろうけど、
開設当初、牝馬路線というのは、
競走体系の中ではそれくらい格下扱いされていた。
ダート路線も
フェブラリーSが最古の重賞で、
設置当初はG3だった。
芝>ダート
というのは今でもある価値観だけど、
とにかく
こういうイメージが強い人ほど、
「G1が多すぎる」
という主張をしやすいように思う。
もちろん5月の府中連続G1、
特にNHKマイルカップから
ヴィクトリアマイル、安田記念
という流れはたしかにゲンナリするし、飽きる。
とはいえ個人的には
最初に書いたように
「G1が多い」という感じはしてない。
とある国の競馬のように
G1の数が多すぎて、
国際機関から
指摘されるような事も無いし、
「G1が各路線の頂点を決める」
という前提なら、
長距離路線にあっても良いと思うし、
既存のG1に対しても、
ステップレースの整備などの
路線強化は必要だと思う。
そんな中でJRAは、
牝馬の頂点を決める
エリザベス女王杯の路線強化に着手している。
これまで
エリザベス女王杯の
トライアルレースといえば、
府中牝馬Sで
10年ほど前に
G3からG2に格上げされたが、
数年前までこれしかなく、
しかも府中1800mという
京都2200mのエリザベス女王杯と、
あまり親和性を感じない施行条件になっている。
ところが3年前に新潟に新設された
「新潟牝馬S」は、
エリザベス女王杯と同じ2200mで、
なおかつコーナー4回という点まで同じ。
左回りという注釈はつくものの、
中山最終週で
2200mのレースを設定すると、
本番までの間隔が空きすぎる
という点があることを考えると、
新潟に設置されたのはやむ無しと思う。
話が逸れそうだけど、
件の新潟牝馬Sは今年からリステッド競走になる。
もちろんエリザベス女王杯に向けた
ステップレースとしての
充実度を図るというのが理由だ。
これと似たようなケースで、
9月の紫苑Sが
秋華賞トライアルとして設置され、
格付けをどんどん昇格させてG2にまでなった例がある。
その例を踏まえれば、
新潟牝馬Sも数年の時を経て重賞になるはず。
まだ新潟牝馬Sから
本番のエリザベス女王杯で、
馬券になった馬はまだ居ないが、
レースの格が上がってくれば、
いずれそういう馬も出てくるだろう。
今から楽しみで仕方ない。
このコラムを書いた予想家
江戸川乱舞
競馬好きな平凡サラリーマンから、「逆走競馬予想」を引っ提げて競馬評論家の仲間入り。
また競馬予想だけでなくコラムニストとしても活動中で、
競馬スピリッツ上で「競馬はロマン」を地で行くコラムを掲載中!
予想スタンスはまさに常識から対極への「逆走」。
「勝つ馬」ではなく「負ける馬」から選んでいき、最後に残った馬をまとめ買い。
「全通り買えば当たる」が持論の逆走競馬コラムニスト。 得意な予想スタイル:単複・ワイド・三連単 など
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平凡サラリーマンから、独自の「逆走競馬予想」で競馬評論家に転身した江戸川乱舞。
「勝つ馬」ではなく「負ける馬」から選ぶをモットーに
独自の予想を繰り広げ、高配当の的中レースを量産中!
初心者では目の届かない見落とされがちな馬を選び、的中に導く予想は見事なもの!
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2023年現在19,927,450円
2024年現在20,070,400円
2022年現在24,393,950円
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11月16日(土) 東京11R
【五十嵐】獲得金:23,000円
【大五郎】獲得金:9,900円
合計:32,900円
11/30(土)は中山11R ステイヤーズS(G2)
12/1(日)は中京11R チャンピオンズカップ(G1)
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