2023-10-05 ​今週の重賞を考える

​ 「スーパーG2」という言葉がある。

単なるG2競走ではなく
G1に限りなく近い存在。

ときにG1にも匹敵する出走馬が
顔を揃えるレースになるのが最大の魅力だ。

ウマ娘から競馬に参入された方には
98年のサイレンススズカが最も馴染みがあるだろうか。

実際、過去の勝ち馬を見てみると、
ウマ娘でもおなじみの馬名がズラリと並ぶ。

オグリキャップ、グラスワンダー、
エイシンフラッシュ・・・
他にも多数の名馬が毎日王冠(G2)のタイトルを持っている。

今年はソングライン、
シュネルマイスター、
ジャスティンカフェらに、
エエヤンとエルトンバローズの3歳馬が挑む形。

レースの格として
荒れるレースではないので、
名前を出した
5頭のボックスでも買っておけば、
どれかの組み合わせは
当たりそうな気もするけれど、
さすがにそれでは馬券が面白くないだろう。

なんとかして
穴っぽいところを狙うとすれば、
フェーングロッテンあたりかな。

彼が「逃げたら」面白そうだ。

ソラを使う馬でもあるので、
仕掛けどころが難しいが、
今回はバビットがいる。

前にバビットを置いて、
その後ろを
フェーングロッテンが走って、
良きところで仕掛ければ、
開幕週の馬場を利して、
上位に食い込めるのではなかろうか。

そこまで
荒れるレースではないと思うので、
印を付けてもフェーングロッテンまでだろう。

ちなみに今週の3日開催。

土曜日にも重賞がある。

そのレースは
サウジアラビアロイヤルカップ(G3)

今年で9回目とまだ歴史は浅いものの
初回からクラリティスカイという
G1ホースを輩出したし、
グランアレグリアもこのレースを勝利している。

この原稿を書いている段階では、
まだ枠が出ていないし、
馬場もどうなるかわからないけれど、
基本的には一騎打ちになるのではないかと見ている。

対象になるのは
ボンドガールとシュトラウスの2頭。

特に江戸川さんが注目しているのは、
ボンドガールの方。

彼女の新馬戦の出走馬が凄かった。

6着までに入った馬が
すべて勝ち上がっており、
この中にはダリア賞勝ち馬や
アスター賞勝ち馬も含まれている。

中にはマスクオールウィンのように、
未勝利勝ちの実績しか無いが、
オープン競走で馬券になっている馬もいる。

牝馬限定戦だったとはいえ、
府中のマイル戦で
デビューさせているから
それなりに陣営の期待値も高いはず。

藤田晋オーナーは
先週ドーブネでリステッド競走を勝ったばかり。

勢いからも見逃せない。

今週の重賞は「当てやすい」と思う。

なんとかしたい…。

平凡サラリーマンから、独自の「逆走競馬予想」で競馬評論家に転身した江戸川乱舞。
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