話題の競馬トピックに独自の視点で陽気に笑顔で辛口に切り込む! 江戸川乱舞コラム「Alohaな競馬」
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2023-09-28 ​誰も言えない凱旋門賞のこと。

​ 誰も言わないというか、
誰も言えないというか、
そもそも言うべきではないというか…。

今週日曜、いよいよ凱旋門賞が発走する。

日本からは
スルーセブンシーズが
参戦を予定しており、
彼女が出走することによって、
我々は凱旋門賞の馬券が買える。

ありがたい話だ。

ただ、決して簡単なことではないが、
万が一、スルーセブンシーズが
凱旋門賞を勝ってしまったら、
我々はどういうリアクションをすれば良いのだろうか。

本来なら
「初挑戦から54年。
  日本競馬界の悲願成就、
  バンザイ!」と、
涙を流しながら喜ぶべきだろうけど、
江戸川さんの本音としては、

「おいおいスルーセブンシーズ勝っちゃったぞ」

となりそうな気がする。

もちろん競馬界の長年の苦労は
報われるべきではあるものの、

「初勝利がスルーセブンシーズで良いのか」

という複雑な思いを持つ人は一定数いると思う。

特に凱旋門賞の重みというか
競馬界の努力を知っている人なら、
どう受け止めて良いか悩む人もいると思う。

もう11年も前の話になってしまうが、
オルフェーヴルが初めて
凱旋門賞に挑戦した時、
これまで手綱を取っていた
主戦の池添騎手ではなく、
スミヨン騎手が乗り役に選ばれた事があった。

当時はファンの間でも
この騎乗スイッチに賛否があったし、
スミヨン騎手を擁護する人達からの
「とにかく一度、
  凱旋門賞を勝たなければ」
という主張も理解できた。

ただ日本競馬全体の悲願である
初めての凱旋門賞制覇が、
「スルーセブンシーズで成された」
としたら、
「とにかく一度、
  凱旋門賞を勝たなければ」
と当時主張していた人らは、
一体なんと思うのだろうか。

「とにかく
  勝ったのだからいいじゃないか」
と言うのだろうけど、
江戸川さんは素直に喜べないかもしれない。

少なくとも外面的には喜んでいても、
心の奥底では
「あらま、勝っちゃったよ、
  これで良かったのかよ」
と、思ってしまいそうだし、
こんな文章書くくらいだから思っている。

G3勝ちの実績があるとはいえ、
国内G1で2着の馬が凱旋門賞を勝つ…

もちろん競馬は
筋書きの無いドラマでもあるので、
出走する以上はチャンスはあるはず。

もちろん陣営としても、
送り出す以上は
勝ちたいと思っているだろうし、
この原稿を書いている段階では、
出走頭数が10頭未満になる
可能性も指摘されているので、
スルーセブンシーズが勝利しても
不思議ではない環境が整いつつある。

江戸川さん自身も競馬界の
凱旋門賞コンプレックスを治すには、
一度勝つしか無いと思っているけれど
スルーセブンシーズが勝つことで
本当に克服できるだろうか。

むしろこれまで凱旋門賞に描いていた
日本人のイメージが、
一瞬にして崩壊するのでは無いだろうか。

「G3勝ちの馬でも勝てる凱旋門賞」
みたいな話になるとしたら、
それは本当に良いことなのだろうか。

とにかく今週日曜の夜には結果が出る。

「競馬界にとって」良い結果が出ることを願うしか無い。

このコラムを書いた予想家

江戸川乱舞
競馬好きな平凡サラリーマンから、「逆走競馬予想」を引っ提げて競馬評論家の仲間入り。

また競馬予想だけでなくコラムニストとしても活動中で、
競馬スピリッツ上で「競馬はロマン」を地で行くコラムを掲載中!

予想スタンスはまさに常識から対極への「逆走」。
「勝つ馬」ではなく「負ける馬」から選んでいき、最後に残った馬をまとめ買い。
「全通り買えば当たる」が持論の逆走競馬コラムニスト。 得意な予想スタイル:単複・ワイド・三連単 など

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