2022-11-18 ​札幌記念、G1になるのか問題

​ 今週はいよいよ
夏競馬の大一番・札幌記念が行われる。

注目すべき要素が多く、
割りと早い段階から
JRAも
「入場に関するルール」を周知し、
札幌記念週は
中央4場と同じ扱いにするとしていた。
(詳しくはJRAのホームページを参照)

早くから話題を集めていた
今週の注目レースだけど、
ほぼ同時期に
ネットでは場外乱闘的に、
札幌記念が議論の対象になっていた。

それは「札幌記念をG1にすべき」論争だ。

これは前々からあったし、
江戸川さん自身も
当欄で複数回扱った記憶もあるが、
海外のG1レース参戦も
ローテーションに
入るようになった今、
再び、議論が再燃している感がある。

凱旋門賞やドバイミーティングの
馬券を買えることは、
すっかり定着したが、
先週のジャックルマロワ賞や
ケンタッキーダービーなど、
日本馬の遠征により、
世界の主要レースの馬券を
当たり前に買えるようになった今、
改めて「G1」や「札幌記念」を
考えるときになっているのだろう。

「G1を増やすと
  G1そのものの価値が下がる」
「売上が分散され、減収になる」

確かに
そういった面も否定できないが、
ホープフルSがG1に昇格し、
なんだかんだ毎年馬券を
買っている身からすると、
札幌記念をG1に格上げしても、
十分「格」の維持に
耐えられると思うし、
夏競馬の代名詞になるから
良いのではないかと考えている。

もちろん、ステップレースが
整備されていないことや、
宝塚記念や
毎日王冠・京都大賞典との間隔が
短くなることも懸念されるが、
やはり夏競馬にも
ライトユーザーにわかりやすい
「G1」は必要だろう。

「札幌記念のG1格上げに
  強硬に反対する人」が、
ほぼ見当たらないのは、
やはり「夏競馬にも見どころ」
は必要という認識からで、
これは
主催者・馬主・生産者・ファンで
解決すべき問題になっていると思う。

夏競馬になると
露骨に新聞の売り上げも下がるし、
競馬場への入場者も減る。

平凡サラリーマンから、独自の「逆走競馬予想」で競馬評論家に転身した江戸川乱舞。
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