話題の競馬トピックに独自の視点で陽気に笑顔で辛口に切り込む! 江戸川乱舞コラム「Alohaな競馬」
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2021-11-18 ​1着賞金4億円

​ 来年から
ジャパンカップと有馬記念の賞金が
4億円になる
との報道があった。

他にもダートG1などを筆頭に、
「G1」レースそのものの賞金を
軒並みアップさせる様子。

武漢肺炎による経済停滞の影響下でも
馬券の売上は好調だし、
新規参入の馬主さんも
若い世代が増えてきている。

主催者が「攻めの手」に出るのは
当然と言えば、当然だろう。

とはいえ、
春秋の天皇賞は現状1億5000万しかない。

なんちゅう「不敬」だろうと思う。

こっちも4億円に上げるべきだし、
なんなら世界最高賞金額にしてもいいくらいだ。

もちろん
皇室から下賜されている「盾」に、
「金額以上の価値がある」
という主張もあるだろうけど、
70年代までは
「古馬の最高峰競走」だった訳だし、
「勝ったら高額賞金だけでなく
皇室の盾ももらえるよ」
というアピールは、
欧米社会には魅力的に映らないだろうか?

そもそも
ジャパンカップの歴史的役目は、
完全に終わっていないか?

「世界に通用する強い馬づくり」
をスローガンに開設されて、40年。

少なくとも当時の日本人には
「日本馬がブリーダーズカップを勝つ日」
が来るなんて、
夢にも思っていなかったはずだけど、
この秋実現した。

それどころかアジアや豪州のレースは
勝ちまくるし、
凱旋門賞にも
毎年のように参戦している。

この状況下で
ジャパンカップに肩入れする理由って何なの?

何か利権でもあるのか?

定期的に
「ジャパンカップ賞金増額」
の話を聞くし、
海外馬、特に指定競走を勝った馬には
それなりのボーナスを
用意しているにも関わらず、
ジャパンカップへの参戦が
日本人馬主関連しかいないのは、
金額意外のメリットが無いからでは?

それ故に参戦を迷う海外陣営に
「今年は天覧競馬になるかもしれないね」
と耳元で囁いたら、
「参戦します」
という陣営がいるような気がしてならない(笑)

金額も重要だけど、
「エンペラーに拝謁できる可能性」
があるのも魅力的だと思う。

そこでJRAは
対外的にはオワコン化
(国内的には有意義)している
ジャパンカップに注力するよりも、
天皇賞のメリット強化に努めてはどうか?
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このコラムを書いた予想家

江戸川乱舞
競馬好きな平凡サラリーマンから、「逆走競馬予想」を引っ提げて競馬評論家の仲間入り。

また競馬予想だけでなくコラムニストとしても活動中で、
競馬スピリッツ上で「競馬はロマン」を地で行くコラムを掲載中!

予想スタンスはまさに常識から対極への「逆走」。
「勝つ馬」ではなく「負ける馬」から選んでいき、最後に残った馬をまとめ買い。
「全通り買えば当たる」が持論の逆走競馬コラムニスト。 得意な予想スタイル:単複・ワイド・三連単 など

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