2013-02-28
エピファネイアにかける期待。
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<span class="red b big-s">今週の弥生賞でエピファネイアという馬が注目を浴びています。</span>
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実は(ここだけの話ですよ)<br />
<span class="b u">春のクラシックでどんな事があってもエピファネイアと心中すると決めています。</span><br />
ちなみに昨年はディープブリランテと心中するつもりでいました。
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ですから、<br />
このコラムを毎週読んでくださっている方はすでに、<br />
今週末の弥生賞、そして皐月賞・日本ダービーの<br />
江戸川の「◎」がばれてしまっている訳ですが、<br />
エピファネイアには一つの夢を持っています。
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現状で「無敗」というのも大きなキーワードかもしれませんが、<br />
<span class="red b">それ以上に母:シーザリオというのが、<br />
非常に嬉しいのです。</span>
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シーザリオはエピファネイアにも騎乗する福永騎手が現役時代に騎乗しており、<br />
<span class="b">「僕が乗った中での最強牝馬。それも群を抜いていた。」</span>と語るほどの馬で、<br />
今週のレース考察(<a href="http://www.hicchu.net/race-analysis/">クラシックを占うビッグレース。−弥生賞−</a>)でも書きましたが、<br />
シーザリオはディープインパクトの同期生。
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ディープインパクトがダービーを圧勝する一週間前にオークスを勝利しており、<br />
<span class="b u">3歳牝馬で2400m走ってあんな勝ち方するかと言う<br />
ディープインパクトとは違った衝撃がありました。</span>
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また、アメリカに渡り、<br />
<span class="red b">日本のオークス以上のパフォーマンスでアメリカンオークスを圧勝。</span><br />
この勝利は、日本競馬にとっても歴史的な勝利で
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<span class="b">「父内国産馬としては初の海外国際G1制覇」<br />
「日本のクラシックホースとしても初の海外G1制覇」<br />
「日本調教馬として初のアメリカG1制覇」</span>
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という、とんでもない記録を打ち立てた勝利で、今でも語られる伝説の一つでしょう。
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「牝馬の福永」と言われるほど、<br />
牝馬重賞に強い福永騎手がシーザリオ以降、<br />
レーヴディソールやジョワドヴィーヴルなどの「天才少女」に騎乗するたび、<br />
シーザリオを引き合いに出します。<br />
<span class="b u">彼にとって、シーザリオは彼自身の騎乗観に大きな影響を与えた1頭だったのでしょう。</span>
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また私にとっても、シーザリオの父:<span class="b">スペシャルウィーク</span>は<br />
武豊騎手に初のダービーをもたらした思い出深い1頭ですし、<br />
スペシャルウィークの代表産駒を上げるなら、<br />
私はブエナビスタよりもシーザリオと答えます。<br />
そのくらい日米オークス勝ちと言うのは、価値があるんだと私は思います。
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また福永騎手は名実共にトップジョッキーの一人ですが、<br />
そのトップジョッキーの中にあって、未だダービー勝ちがなく、<br />
<span class="red b">本人もダービーを勝つことで<br />
偉大な父である「福永洋一」を越えられるのではないかと思います。</span><br />
あの「天才・福永洋一」ダービーは未勝利のまま引退しています。<br />
その父を越える為にエピファネイアの調教には<br />
福永騎手がずっと乗っているのでしょう。
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父:シンボリクリスエスもダービーには手が届きませんでしたし、<br />
エピファネイアで結果を出さなければ、<br />
厳しい種牡馬戦争の中でなかなか次の「ダービー制覇のチャンス」は<br />
回ってこないのではないでしょうか?
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<span class="red b">またエピファネイアに限らず今週末の弥生賞出走馬は、<br />
90年代から00年代中盤の、いわば競馬全盛期の活躍馬の血縁も多く、<br />
この年代は私の競馬歴とまるかぶりする年代でもあるのです。</span>
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アツくならない訳はありませんし、<br />
私が競馬を見始めた頃に初年度産駒がデビューした<br />
サンデーサイレンスのひ孫にあたるエピファネイアがダービーに挑もうとしています。
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<span class="b">「ダービー馬はダービー馬から生まれる」</span>という格言がありますが、<br />
過去79回に及ぶ、ダービーの歴史の中で、<span class="b">「日本ダービー父仔制覇は7組」だけ。</span><br />
あのサンデーサイレンスの系統ですら「ネオユニヴァース・ロジユニヴァース」<br />
「ディープインパクト・ディープブリランテ」の2組だけです。
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確かにサンデーサイレンス導入による血統レベルの上昇は、競馬ファンに<br />
<span class="b u">「応援していた馬の子や孫が、ダービー馬になる可能性の高まり」</span><br />
を一気に意識させました。
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エピファネイアのクラシック挑戦ははまさに、<br />
日本競馬が待ち望んだ奇跡なのかもしれません。
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<span class="red b">稀代の大種牡馬から生まれたダービー馬の仔が、<br />
牝馬の頂点である日米のオークスを制し、<br />
さらにその仔が再びダービーに手が届く位置にいる。</span>
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特にシーザリオの仔は、体質が弱く、まともに走れない仔ばかりでしたが、<br />
遂に丈夫なエピファネイアが生まれ、諦めかけていたチャンスが巡ってきました。
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今、JRAが必死に80年代90年代の客層の呼び戻しを行っています。
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<span class="b">戻ってきてもらいましょう。</span>
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日本競馬が全盛だった頃、経済的にも政治的にも余裕があった頃。<br />
あの当時、活躍した若手騎手は数は少なくなりましたがまだ現役の騎手もいます。<br />
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それに当時活躍した牝馬の子達がサンデーサイレンス系の種牡馬との交配で、<br />
優良な繁殖牝馬を生んだお陰で、<br />
母系にはまだ80年代の名馬も多数名前が残っています。<br />
タマモクロス・イナリワン・サクラチヨノオーなど・・・<br />
<span class="red b">歴戦の名馬の血が今も母系で生きています。</span>
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今週末、あなたが広げた競馬新聞の血統欄に<br />
懐かしい馬の名前を探してみては如何でしょうか?<br />
昔日の競馬の思い出がよみがえってくるかもしれません。
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そしていつの日か、エピファネイアのように、<br />
ビッグタイトルを期待されるような馬が生まれてくるかもしれません。
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<span class="b">こういう部分も、競馬における楽しみの一つだと思うのです。</span>
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このコラムを書いた予想家
江戸川乱舞
競馬好きな平凡サラリーマンから、「逆走競馬予想」を引っ提げて競馬評論家の仲間入り。
また競馬予想だけでなくコラムニストとしても活動中で、
競馬スピリッツ上で「競馬はロマン」を地で行くコラムを掲載中!
予想スタンスはまさに常識から対極への「逆走」。
「勝つ馬」ではなく「負ける馬」から選んでいき、最後に残った馬をまとめ買い。
「全通り買えば当たる」が持論の逆走競馬コラムニスト。 得意な予想スタイル:単複・ワイド・三連単 など
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