話題の競馬トピックに独自の視点で陽気に笑顔で辛口に切り込む! 江戸川乱舞コラム「Alohaな競馬」
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2013-02-07 ​JRAのG1レースのCM戦略は秀逸。

​ <p> テレビを見ていると、<br /> 不意に<span class="red b">JRAのCM</span>が流れてくる事があります。 </p> <p> 近年、マスコミも広告料不足で<br /> 自社の番組をCM中に織り交ぜますが、<br /> フジテレビで見かけるG1レースのCM(実際はみんなのKEIBA)は<br /> 出走馬の紹介などの内容で面白いのですが、<br /> ファンが「熱くなる」という感じのCMでは<br /> ないような気がします。<br /> (私だけ、燃えてないのかもしれませんが) </p> <p> 過去に何作もJRAのテレビCMが作られていますが、<br /> 私が好きなのは<span class="b">2年前のシリーズ。</span> </p> <p> 最初に見たのは<span class="b">皐月賞バージョンのCM</span>でした。<br /> かなり好印象だったのを覚えています。 </p> <p> <span class="red b">「20th Century Boy」の楽曲に乗せて「常識は敵だ」のナレーション。</span><br /> 当時の競馬の調教論とは逆行する非常識な超絶スパルタ坂路調教で、<br /> サイボーグとまで称された<span class="b">ミホノブルボン。</span> </p> <p> <span class="b u">20世紀最後の10年代で競馬が最も盛り上がった時期の逃げ馬。</span><br /> 彼の栄光に与えられたキャッチコピー「常識は敵だ」。 </p> <p> <span class="b u">そして皐月賞を圧勝し、距離不安説も一蹴してダービー制覇。</span> </p> <p> 当時はまだバブルの残像が残っている頃で、<br /> オグリキャップが引退してそこまで時間も経っていないですし、<br /> まだまだ競馬人気はウナギ登りしていた頃だと思います。 </p> <p> そしてCMのラインナップは<span class="b">天皇賞春のメジロマックイーン</span>、<br /> <span class="b">ダービーのトウカイテイオー</span>という90年代前半の名馬が並びます。 </p> <p> そしてリアルタイムで自分も見ていて興奮した<br /> <span class="red b">安田記念の大雨の中の無敵・タイキシャトルの「可能性は人を熱くする」のCM。</span> </p> <p> 大雨の中で行われた超絶不良馬場の安田記念。<br /> <span class="b u">足場の悪さも関係なく圧勝した姿はたしかに「世界」を私達は意識しました。</span> </p> <p> 当時はまだ世界との距離を感じていた時代。 </p> <p> しかし98年夏に、<span class="b">シーキングザパール</span>・<span class="b">タイキシャトル</span>が 欧州伝統あるG1を制覇したことで、<br /> 一気に世界との距離が縮まった想いがした夏だったこともあわせて思えば、<br /> あのタイキシャトルのCMは「可能性」を感じ取った<br /> 競馬ファンの本能を掻き立てる素晴らしい内容とコピーだったのではないかと思います。 </p> <p> そして秋競馬は98年クラシック世代ファンにとっては歓喜の内容だったでしょう。 </p> <p> <span class="red b">天皇賞秋は、99年のレースが選ばれていました。</span> </p> <p> 前走大敗で調教も動かなくなっていたほどの不調の中、<br /> 奇跡的な復活を果たしたダービー馬<span class="b">スペシャルウィーク</span>。<br /> <span class="b u">「本当の敵は諦めだ」</span>のフレーズの通り、ステイゴールドを抑えて、復活。 </p> <p> そして深いところじっくり考えれば、次走のジャパンカップでスペシャルウィークが<br /> 凱旋門賞馬のモンジューまで倒してしまうと言う事実まで思いだしてしまう・・・。<br /> なかなか深いコピーです。 </p> <p> そして次の<span class="red b">ジャパンカップのCM</span>ではそのモンジューに凱旋門賞で敗れ、<br /> 98年のジャパンカップでスペシャルウィーク・最強牝馬のエアグルーヴを抑えて、<br /> 世代最強馬との評価を得た<span class="b">エルコンドルパサー</span>の映像が使用されます。 </p> <p> <span class="b u">「僕らは、一人では強くなれない」</span>と、<br /> エルコンドルパサーのジャパンカップでの勝ち方を考えると、<br /> 若干、首をかしげるコピーとなってしまいましたが、<br /> <span class="b u">この98クラシック世代は未だに最強馬論争があるほど、超ハイレベルな世代です。</span> </p> <p> エルコンドルパサー、スペシャルウィーク、グラスワンダーを筆頭に、<br /> 二冠を制した<span class="b">セイウンスカイ</span>、<br /> 世界的な良血馬・<span class="b">キングヘイロー</span>など、未だにファンの多い世代です。 </p> <p> <span class="b u">その世代論争を考えると、<br /> 「僕らは、一人では強くなれない」というコピーもありかと思います。</span> </p> <p> そして、<span class="red b">この年の最後を飾った有馬記念のCM</span>は<span class="b">オグリキャップ</span>。<br /> まぁ、誰もがそうだろうと思っていましたが、<br /> しかし、<span class="b u"おそらく90年代の競馬史の中で最もドラマティックな馬で、<br /> 伝説とも言えるラストを飾った馬である事は間違いありません。</span> </p> <p> <span class="b">1990年 有馬記念</span><br /> オグリキャップ復活、ラストラン。<br /> <span class="red b big-s">「神はいる。そう思った。」</span> </p> <p> <span class="b u">当時をリアルタイムで見ていた人なら、<br /> この40文字ほどの文章を読んで、胸をたぎらせ、<br /> 込み上げてくるものを抑えられない人も多いでしょう。</span> </p> <p> リアルタイムを知らない私でも、<br /> このコピーは熱くなりましたから。 </p> <p> 今年は<span class="b">フェブラリーステークス、桜花賞、天皇賞(春)、<br /> 日本ダービー、宝塚記念、スプリンターズステークス、菊花賞、<br /> 天皇賞(秋)、ジャパンカップ、有馬記念</span>のレースで、<br /> テレビCM<span class="red b big-s">「THE LEGEND」</span>が放映されます。<br /> 過去のG1レース優勝馬のトピックスに焦点を当て、競馬の持つドラマを描くそうです。 </p> <p> <span class="b u">過去の名馬に思いを馳せながら、<br /> 熱い心で馬券を握りしめるのも、新しい競馬の醍醐味かもしれません。</span> </p>

このコラムを書いた予想家

江戸川乱舞
競馬好きな平凡サラリーマンから、「逆走競馬予想」を引っ提げて競馬評論家の仲間入り。

また競馬予想だけでなくコラムニストとしても活動中で、
競馬スピリッツ上で「競馬はロマン」を地で行くコラムを掲載中!

予想スタンスはまさに常識から対極への「逆走」。
「勝つ馬」ではなく「負ける馬」から選んでいき、最後に残った馬をまとめ買い。
「全通り買えば当たる」が持論の逆走競馬コラムニスト。 得意な予想スタイル:単複・ワイド・三連単 など

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