2017-05-11 ​宣伝の成果を感じる。

​ 最近、
江戸川さんはいろいろ思い直して競馬場に行く機会が増えている。

その中でとにかく感じるのは、
競馬場に「女性が増えた」という事。

もちろん、今の府中は1年の中で最も過ごしやすく、
ターフの緑も映える上に、多摩丘陵の新緑も美しい。

競馬場に出かけるには最適の季節であることは間違いないが、
それにしてもとにかく若い女性が増えた。

江戸川さんが学生の頃は、
女友達やら彼女なんかを連れて行こうもんなら、
かなり目立ってしょうがなかったが、
今の府中ならそんなことはない。

正直、カップル以上に家族連れや女性同士も多いし、
男女グループで来ている学生も多くいる。

馬券親父だけではない、
「老若男女すべてに愛される競馬場」という
JRAが目指してきた姿に大きく近づいているんじゃないかと想う。



そう考えると、
既存の競馬ファンにはかなり不評な
今年のJRAのCMも一定の効果があるのだろう。

「UMAJO」のツアーも
場内なんかにいるとチラホラ見かけるけど、
毎回毎回女性の参加者がいる。
(あれ随行しているスタッフも女性なんですね)

これだけ競馬場の女性の比率がじわじわ上がってきているのは、
JRAの10年20年単位の不断の努力の賜物だろう。

たしかに競馬をはじめとした
公営ギャンブルのテレビCMなんかを見ていると、
ギャンブル色は一切ないし、
野球で言う「WBC」、
サッカーで言う「ワールドカップ」のような
目標とすべき世界的タイトル(=凱旋門賞)があるのも、
ある意味では一般受けしやすい。

クラブだろうと個人馬主の所有だろうと、
ビッグタイトルを勝てば、
「世界を目指す」という構図がある競馬は、
今後もギャンブル色は薄められて、
「スポーツ」という切り口で発信されていくはず。



そう考えると、
江戸川さんみたいな人間は、
「JRAはキタサンブラックに凱旋門賞に挑戦して欲しい」と、
考えているだろうなぁと邪推してしまう。

だからキタサンブラックは
「宝塚記念も内枠に入る」という話ではなくて、
JRAにとっては純粋に凱旋門賞の馬券の売上も
例年以上に期待できるし、
「武豊×北島三郎」のコンビで世界一になったら、
競馬マスコミだけでなく一般マスコミも放置しているわけがない。

キタサンブラックの動向は、
今、JRAが持っている最大の宣伝材料だなぁと感じる。



とにかく競馬人口が増えれば、
馬券の売上も上がって、
美味しい馬券にありつけるチャンスも増える。

とにかくJRAには宣伝活動を頑張っていただいて、
江戸川さんは美味しい馬券にありつけるように頑張っていくのみだ。

平凡サラリーマンから、独自の「逆走競馬予想」で競馬評論家に転身した江戸川乱舞。
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