話題の競馬トピックに独自の視点で陽気に笑顔で辛口に切り込む!
江戸川乱舞コラム「Alohaな競馬」
2017-03-09 弥生賞、余談
先週日曜の夜に公開された弥生賞のレース回顧
「正直、高い評価を与えづらいレース」の中で、
「昨年のクラシック世代と比べると、
1、2枚格下の印象は否めないというのが本音だ」
と割と強気のコメントを残してみたけど、
レースを振り返れば振り返るほど、
「今年の牡馬戦線は大丈夫?」と不安になってきた。
もはや「1、2枚格下」では無い気がしてきたからだ。
普段予想するときに「走破時計」というのは、
展開・馬場・相手関係に大きく左右されるので、
そこまで重要視しないタイプの人間ではあるが、
正直今年の弥生賞の勝ちタイムは褒められたモノではない。
レース回顧内でも書いたとおり、
勝ちタイムの2.03.2は良馬場の弥生賞としては過去10年で最も遅く、
09年のロジユニヴァースが出した2.03.5(稍重)とさほど差はないからだ。
もちろん持ち時計を信奉して予想するタイプの人間ではないので、
心の片隅に「まぁこういう事もあるよね」という気持ちも
全く無いわけでは無いけれど、
今年の3歳牡馬の世代的な実力に
疑問符を持っている人間でもある江戸川さんとしては、
「低レベル世代という確信」の材料が増えたに過ぎなかった。
もちろん去年のクラシックが余りにもレベルが高くて、
心のなかで今年と去年を比べているのかもしれないけど、
このままでは皐月賞もダービーもワクワクしない。
個人的な盛り上がりを考えると
(絶対に無いけど)ソウルスターリングに
「ダービーを走らせて欲しい」という気持ちに駆られてしまっている。
それくらい牡馬戦線に期待できない自分がいる。
確かにスワーヴリチャード・ブレスジャーニー・レイデオロと、
まだ評価の定まらない馬もいることはいるが、
期待のレイデオロは弥生賞の結果を見る限り、
ホープフルS組のレベルそのものも疑わざるを得ない。
そういう流れの中なので、
共同通信杯勝ち馬のスワーヴリチャードと
重賞2勝のブレスジャーニーに期待を託したい所だけど、
ブレスジャーニーの方は聞こえてくる話題の中ではどうも明るい話が皆無で、
「皐月賞もダービーも出れないかもしれない」という話もあるほど、
状態が悪すぎるらしい。
もはや今年のクラシック戦線を盛り上げるためには、
スプリングS組の内容とスワーヴリチャードに頼るしか無い状況だけど、
チューリップ賞の走りを見る限り、
3歳で一番強いのは「ソウルスターリング」という気がしてならない。
先週のレース考察にも書いたけど、
「スプリングSよりも弥生賞の方が
皐月賞のトライアルとしてだけでなく、クラシック全体の登竜門として
格上だと勝手に思っている」江戸川さんとしては
今年の弥生賞の2.03.2はいただけない。
逃げた典さんのマイスタイルが前半63秒台で走ったのは良いとしても、
後半1000mで60秒を切れない事実は受け入れがたいし、
土曜日に行われた2000mの未勝利戦の勝ちタイム2.03.3と
さほど変わらない時計というのはマズイ。
ちなみに弥生賞と同日に行われた
中山8Rの4歳上500万下のマイネクラフトの勝ちタイムは2.00.4。
弥生賞にマイネルクラフトが出ていたら、
カデナを3秒近くぶっちぎった事になる(笑)
福永騎手が想い入れのある(はずの)シーザリオの仔を蹴ってまで、
ノースヒルズのカデナを選んだのに
そのカデナが500万の馬に3秒近く離されるなんて悲惨極まりない。
ラップタイムで見ても
今年の弥生賞
12.4-11.4-12.8-13.2-13.4-12.7-12.3-11.9-11.4-11.7
去年の弥生賞
12.5-10.5-11.3-12.2-13.0-12.8-12.5-12.5-11.3-11.3
明らかに去年のレースがレベルが高かったがわかる。
去年は2ハロン目3ハロン目で、
上がり3ハロンで記録するような速いラップを刻む激しいレース展開。
そんな激しい流れになっていても、
最後の2ハロンを「11.3-11.3」で再度まとめているから驚異的だ。
今年の弥生賞は前半を未勝利・500万並みのペースで走って、
最後の2ハロンを「11.4-11.7」でまとめた。
最後の2ハロン(ラスト400m)といえば、
最終コーナー手前あたりからのラップで、
カデナが外を回る→マイスタイルに並びかける→交わす→ゴール
という一連の流れがあったが、
「11.4-11.7」という数字だけを見れば、
最後カデナも脚が止まっていたと分析せざるを得ない。
まぁ実際レース回顧にも
「勝ったカデナも決して坂のあるコースが向くタイプには見えないけど、
相手関係の低調さで末脚が際立った印象は否めない。」
と書いたように、坂のところで明らかに失速している。
それが「11.4-11.7」ラップの原因だろう。
もちろん、タイムはあくまでも指標に過ぎないと個人的に思っているから、
これだけ弥生賞を酷評しておいて、
皐月賞ではカデナに◎を付けないとは限らない。
あくまでも世代レベルと予想は別。
まぁ今のままなら皐月賞ではカデナに◎はつけないけど、
ダービーなら付けても良い気はしている。
何度も言うが、タイムとはあくまで指標。
展開・馬場・相手関係に大きく左右される水物であると、
個人的に言い聞かせながら毎週予想は出している。
なんせタイム至上主義を採用したとして極論を言ってしまうと、
「中山競馬のダート1800ならキヨヒダカ最強なのか?」
「中山競馬の芝2000ならラブリーデイ最強なのか?」
って話になってしまう。
実際ラブリーデイもG1を勝ったし、
34年ほど中山1800のレコード記録を持ってるキヨヒダカだって
(現役時代はさすがに見たこと無いけど)戦績を見ると強そうだ。
そうタイムとはあくまでも指標。
そこを自分に言い聞かせながら、
今年のクラシック戦線を予想していきたいと思っております。
「正直、高い評価を与えづらいレース」の中で、
「昨年のクラシック世代と比べると、
1、2枚格下の印象は否めないというのが本音だ」
と割と強気のコメントを残してみたけど、
レースを振り返れば振り返るほど、
「今年の牡馬戦線は大丈夫?」と不安になってきた。
もはや「1、2枚格下」では無い気がしてきたからだ。
普段予想するときに「走破時計」というのは、
展開・馬場・相手関係に大きく左右されるので、
そこまで重要視しないタイプの人間ではあるが、
正直今年の弥生賞の勝ちタイムは褒められたモノではない。
レース回顧内でも書いたとおり、
勝ちタイムの2.03.2は良馬場の弥生賞としては過去10年で最も遅く、
09年のロジユニヴァースが出した2.03.5(稍重)とさほど差はないからだ。
もちろん持ち時計を信奉して予想するタイプの人間ではないので、
心の片隅に「まぁこういう事もあるよね」という気持ちも
全く無いわけでは無いけれど、
今年の3歳牡馬の世代的な実力に
疑問符を持っている人間でもある江戸川さんとしては、
「低レベル世代という確信」の材料が増えたに過ぎなかった。
もちろん去年のクラシックが余りにもレベルが高くて、
心のなかで今年と去年を比べているのかもしれないけど、
このままでは皐月賞もダービーもワクワクしない。
個人的な盛り上がりを考えると
(絶対に無いけど)ソウルスターリングに
「ダービーを走らせて欲しい」という気持ちに駆られてしまっている。
それくらい牡馬戦線に期待できない自分がいる。
確かにスワーヴリチャード・ブレスジャーニー・レイデオロと、
まだ評価の定まらない馬もいることはいるが、
期待のレイデオロは弥生賞の結果を見る限り、
ホープフルS組のレベルそのものも疑わざるを得ない。
そういう流れの中なので、
共同通信杯勝ち馬のスワーヴリチャードと
重賞2勝のブレスジャーニーに期待を託したい所だけど、
ブレスジャーニーの方は聞こえてくる話題の中ではどうも明るい話が皆無で、
「皐月賞もダービーも出れないかもしれない」という話もあるほど、
状態が悪すぎるらしい。
もはや今年のクラシック戦線を盛り上げるためには、
スプリングS組の内容とスワーヴリチャードに頼るしか無い状況だけど、
チューリップ賞の走りを見る限り、
3歳で一番強いのは「ソウルスターリング」という気がしてならない。
先週のレース考察にも書いたけど、
「スプリングSよりも弥生賞の方が
皐月賞のトライアルとしてだけでなく、クラシック全体の登竜門として
格上だと勝手に思っている」江戸川さんとしては
今年の弥生賞の2.03.2はいただけない。
逃げた典さんのマイスタイルが前半63秒台で走ったのは良いとしても、
後半1000mで60秒を切れない事実は受け入れがたいし、
土曜日に行われた2000mの未勝利戦の勝ちタイム2.03.3と
さほど変わらない時計というのはマズイ。
ちなみに弥生賞と同日に行われた
中山8Rの4歳上500万下のマイネクラフトの勝ちタイムは2.00.4。
弥生賞にマイネルクラフトが出ていたら、
カデナを3秒近くぶっちぎった事になる(笑)
福永騎手が想い入れのある(はずの)シーザリオの仔を蹴ってまで、
ノースヒルズのカデナを選んだのに
そのカデナが500万の馬に3秒近く離されるなんて悲惨極まりない。
ラップタイムで見ても
今年の弥生賞
12.4-11.4-12.8-13.2-13.4-12.7-12.3-11.9-11.4-11.7
去年の弥生賞
12.5-10.5-11.3-12.2-13.0-12.8-12.5-12.5-11.3-11.3
明らかに去年のレースがレベルが高かったがわかる。
去年は2ハロン目3ハロン目で、
上がり3ハロンで記録するような速いラップを刻む激しいレース展開。
そんな激しい流れになっていても、
最後の2ハロンを「11.3-11.3」で再度まとめているから驚異的だ。
今年の弥生賞は前半を未勝利・500万並みのペースで走って、
最後の2ハロンを「11.4-11.7」でまとめた。
最後の2ハロン(ラスト400m)といえば、
最終コーナー手前あたりからのラップで、
カデナが外を回る→マイスタイルに並びかける→交わす→ゴール
という一連の流れがあったが、
「11.4-11.7」という数字だけを見れば、
最後カデナも脚が止まっていたと分析せざるを得ない。
まぁ実際レース回顧にも
「勝ったカデナも決して坂のあるコースが向くタイプには見えないけど、
相手関係の低調さで末脚が際立った印象は否めない。」
と書いたように、坂のところで明らかに失速している。
それが「11.4-11.7」ラップの原因だろう。
もちろん、タイムはあくまでも指標に過ぎないと個人的に思っているから、
これだけ弥生賞を酷評しておいて、
皐月賞ではカデナに◎を付けないとは限らない。
あくまでも世代レベルと予想は別。
まぁ今のままなら皐月賞ではカデナに◎はつけないけど、
ダービーなら付けても良い気はしている。
何度も言うが、タイムとはあくまで指標。
展開・馬場・相手関係に大きく左右される水物であると、
個人的に言い聞かせながら毎週予想は出している。
なんせタイム至上主義を採用したとして極論を言ってしまうと、
「中山競馬のダート1800ならキヨヒダカ最強なのか?」
「中山競馬の芝2000ならラブリーデイ最強なのか?」
って話になってしまう。
実際ラブリーデイもG1を勝ったし、
34年ほど中山1800のレコード記録を持ってるキヨヒダカだって
(現役時代はさすがに見たこと無いけど)戦績を見ると強そうだ。
そうタイムとはあくまでも指標。
そこを自分に言い聞かせながら、
今年のクラシック戦線を予想していきたいと思っております。
このコラムを書いた予想家
江戸川乱舞
競馬好きな平凡サラリーマンから、「逆走競馬予想」を引っ提げて競馬評論家の仲間入り。
また競馬予想だけでなくコラムニストとしても活動中で、
競馬スピリッツ上で「競馬はロマン」を地で行くコラムを掲載中!
予想スタンスはまさに常識から対極への「逆走」。
「勝つ馬」ではなく「負ける馬」から選んでいき、最後に残った馬をまとめ買い。
「全通り買えば当たる」が持論の逆走競馬コラムニスト。 得意な予想スタイル:単複・ワイド・三連単 など
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平凡サラリーマンから、独自の「逆走競馬予想」で競馬評論家に転身した江戸川乱舞。
「勝つ馬」ではなく「負ける馬」から選ぶをモットーに
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11月16日(土) 東京11R
【五十嵐】獲得金:23,000円
【大五郎】獲得金:9,900円
合計:32,900円
11/30(土)は中山11R ステイヤーズS(G2)
12/1(日)は中京11R チャンピオンズカップ(G1)
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