話題の競馬トピックに独自の視点で陽気に笑顔で辛口に切り込む!
江戸川乱舞コラム「Alohaな競馬」
2012-12-26 来年こそ・・・という思いを込めて。
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今年も有馬記念が終わってしまいました。<br />
私のコラムの次回更新は金杯の後の週になるので、<br />
今のうちに2012年の競馬を振り返っておきたいと思います。<br />
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まずはつらつらと、<br />
私の中で大きく記憶に残っている事を書きあげていきたいと思います。<br />
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上半期で言えば、<span class="b">「苦労人・秋山真一郎」騎手</span>の<br />
初G1制覇となったカレンブラックヒルの<span class="red b">NHKマイルC制覇</span>。<br />
なかなかG1を勝てないでいましたが、ようやく大きなタイトルを手に入れました。<br />
昔から注目していただけに、初G1と言うのがかなり不思議な気もしました。<br />
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更には岩田騎手がデビュー時からその才能に惚れ込み、<br />
騎乗停止期間中も自らブラシをかけるなど、馬に寄り添いながら、<br />
人馬一体となった<span class="red b">ディープブリランテでの涙のダービー制覇</span>。<br />
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そして秋には、淀の坂を駆け下りてくる白い馬体に<br />
メジロマックイーンの姿を重ねた人も多かったのではないでしょうか。<br />
日高の小牧場出身の<span class="red b">ゴールドシップ</span>もオーナーと生産者の<br />
20年来の付き合いがもたらした成果だと思いますし、<br />
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最もドラマチックだったのは<br />
<span class="big-s red b">JCダートのニホンピロアワーズの勝利</span>でしょうか。<br />
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乗り役の酒井騎手は06年には年間で1勝しか出来ませんでしたが、<br />
ニホンピロ軍団の小林オーナーとの縁で、馬が回ってくるようになり、<br />
生産者の片岡牧場も従業員は夫婦二人しかおらず、<br />
繁殖牝馬も3頭しかいない家族経営の小さな牧場。<br />
<span class="b">小林オーナーとは30年近く交流があり、初のG1制覇を成し遂げました。</span><br />
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そして競馬ファンにとっては最も嬉しかったのは、<br />
<span class="big-s red b">武豊騎手のG1制覇</span>でしょう。<br />
多くの競馬ファンが今の武豊騎手の境遇をわかっていますが、<br />
2年ぶりのG1制覇が確定した時、府中競馬場では拍手が起こりました。<br />
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今年の競馬を振り返ってみれば、涙腺をアツくするようなエピソードが<br />
いつも以上に多いと思います。<br />
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<span class="red b">ルーラーシップとロードカナロアによる香港G1制覇</span>も、<br />
我々の心に刻まれています。<br />
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中でも、ロードカナロアによる香港スプリント制覇は、<br />
「凱旋門賞よりも難しい」という見方もあっただけにその圧勝ぶりに<br />
<span class="b">「世界最強スプリンター」</span>と言っても過言ではないという論評も出たほどです。<br />
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そして海外遠征でもっとも、悔しい思いをしたのは、<br />
<span class="red b">オルフェーヴルの凱旋門賞</span>でしょう。<br />
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誰もが「勝った」と思ったあのレース。<br />
まさか最後に大どんでん返しが待っているとは思いませんでしたが、<br />
2013年も現役を続行するのであれば、<br />
再度、凱旋門賞にチャレンジしてほしいと思います。<br />
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<span class="b u">欲を言えば、ゴールドシップにも、<br />
凱旋門賞へ向かうようなローテーションを組んでほしかったです。</span><br />
(既に陣営は国内専念を明言しています)<br />
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3コーナーで仕掛けることがゴールドシップの代名詞となっていますが、<br />
ロンシャンのフォルスストレート手前から仕掛けて、<br />
世界中の競馬ファンのド肝をぶち抜いて欲しかったのですが・・・。<br />
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いずれにせよ、<span class="b u">2013年は本格的に<br />
日本競馬が世界を席巻する「<span class="big-s red">予兆</span>」となる年のような気がします。</span><br />
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<span class="red b">オルフェーヴル</span>・<span class="red b">ジェンティルドンナ</span>・<span class="red b">ローマンレジェンド</span>・<span class="red b">ロードカナロア</span>・・・。<br />
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多くの競馬関係者が「日本競馬は世界でも高い位置にある」と言いますが、<br />
実際にそれを証明できたのは、<br />
90年代後半のシーキングザパール・タイキシャトル・アグネスワールドの外国産馬で、<br />
2000年代に入ってからは、アジアを中心にしか結果を出せていません。<br />
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日本競馬の快進撃は未だ、2011年3月のヴィクトワールピサの<br />
ドバイWC制覇で止まっています。<br />
<span class="b">いつか「中東の壁」を越える時が来る事を心から願っています。</span><br />
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日本競馬が近い将来、世界を席巻する日が来る事を願って今年最後の原稿とします。<br />
競馬スピリッツとしては7月から読んで頂きありがとうございました。<br />
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来年もよろしくお願い致します。<br />
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<p style="text-align:right">
<span class="big-s">江戸川乱舞</span><br />
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このコラムを書いた予想家
江戸川乱舞
競馬好きな平凡サラリーマンから、「逆走競馬予想」を引っ提げて競馬評論家の仲間入り。
また競馬予想だけでなくコラムニストとしても活動中で、
競馬スピリッツ上で「競馬はロマン」を地で行くコラムを掲載中!
予想スタンスはまさに常識から対極への「逆走」。
「勝つ馬」ではなく「負ける馬」から選んでいき、最後に残った馬をまとめ買い。
「全通り買えば当たる」が持論の逆走競馬コラムニスト。 得意な予想スタイル:単複・ワイド・三連単 など
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