2016-07-07 ​リーチザクラウン産駒出走レース全て5着以内

​ 7月3日の終了時点で、
リーチザクラウン産駒の中央での成績は＜1.1.1.1＞。

現在12頭しか中央での馬名登録が無い中で、
この成績は非常に驚異的。


1着 ニシノアップルパイ
2着 エスケークラウン
3着 セイウングロリアス
4着 キョウヘイ


名前を見ていてなんとなく想像がつくとは思いますが、
とてもこの名前からサンデーRや社台RHの馬は想像ができません。

いずれも新ひだか町の生産馬。

しかも繁殖馬はこういっては何ですが、
二流三流の繁殖馬ばかり。


特に新馬勝ちを決めた
ニシノアップルパイの母馬アップルトウショウは14頭の仔を出し、
その中での最高の成績は中央の500万クラスでのもの。

それでもこの成績は上々といえるもので、

今週末にもオーナー自身が
「最高傑作」と呼ぶ、ニシノオウカンがデビューし、

同日にも水準以上の動きをするニシノリヒトが控えているようです。


現在種付け料は20万円で
13年53頭、14年49頭、15年57頭と順調に牝馬を集めているので、
産駒たちの活躍次第では
質のいい牝馬がこれからもどんどん集まってくるでしょう。


スクリーンヒーローやブラックタイドも
産駒たちの大活躍で種付け料が上昇し、
ついにはセレクトセールに上場するレベルの馬も誕生しています。

リーチザクラウンはデビュー戦でアンライバルドの2着、
そこでブエナビスタ、スリーロールスに先着しており、

管理していた橋口調教師も「10年に一度の馬」と評した
高い能力に期待を寄せた人も多かったでしょう。


それに途中で馬主が変わった事でも有名で、
2011年にスペシャルウィークを所有していた臼田浩義氏から
ニシノ・セイウン軍団の西山茂行氏に名義が変わりました。

西山オーナーは自身の繁殖に
リーチザクラウンを毎年複数付けています。

もしかすると、リーチザクラウン旋風が吹き荒れ、
西山牧場の時代が再びやって来るかもしれません。

古豪オーナーの快進撃に期待したいところです。


スペシャルウィークの後継種牡馬を
セイウンスカイのオーナーが持つとは
なんとも皮肉な気もしますが、

グラスワンダーがスクリーンヒーローという
後継を得ていますから、

98年クラシック世代に思い入れの厚い方なら、
今、競馬の醍醐味を味わっている真っ最中ですね。


私自身もリーチザクラウン産駒を
POGの中に入れようか検討中です。

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