2016-06-16 ​​偉大なチャレンジ

​ ラニ、エイシンヒカリと
この春は日本を代表する馬たちの
海外遠征の話題で持ちきりでしたね。


特にゴールデンウィーク前後の
武さんのスケジュールは非常に凄まじく
ファンですら「一体いつ家に帰るんだろう」と、
心配になるレベルでした。

香港でエイシンヒカリに乗って、
その後にアメリカに行ってラニの中間追いも乗った後、帰国。

天皇賞ではキタサンブラックに乗って、
三越の武豊展に顔を出して、かしわ記念にも乗って、
渡米してケンタッキーダービーに乗って・・・

こんな感じでは、
奥さんに「家に帰ってこない」と苦情を言われるのも
納得出来るレベルです(笑)


しかしその武さんの東奔西走の仕事っぷりが、
ラニの米国クラシック三冠の完走、
エイシンヒカリのイスパーン賞制覇へと繋がっていきます。

ラニの結果、
エイシンヒカリのプリンスオブウェールズSの結果は
既に皆様ご存知の通りなので、
敢えてここでは触れませんが、

この2頭の成績やチャレンジは
日本競馬史上に残るべき記録です。


江戸川さんが競馬を見始めた20年前には
日本馬が米国三冠に挑戦するなんて
想像もつかなかったですし、

プリンスオブウェールズSに
日本馬が断然の1番人気で出走するなんて
夢のようであります。

ドバイ・香港を始め、
世界でも知名度を上げている日本馬ですが、

まだまだ欧州の本場のG1には
大きな壁がそそり立っているのもまた事実。


ただ、長い年月の中で日本のホースマン達は
徐々にその牙城を崩しているような気がしていますから、
いつの日か欧州や米国の
伝統あるレースを勝つ日も来るでしょう。

実際、エイシンヒカリが圧勝したイスパーン賞も
創設から139回を数える
フランスの伝統あるレースの一つ。

今後も日本のホースマンたちが諦めなければ、
ラニやエイシンヒカリのような
チャレンジが続いていくはず。

我々、ファンに出来ることは、
彼らに声援を送り、馬券を買って
今の賞金水準を維持する事くらいしかできません。


しかし、日本競馬が
世界でもトップクラスの賞金水準を維持できているからこそ、
強い馬が集まり、いい馬が生産され、
世界で戦える土壌を養い続けています。

そう思えれば、毎週の個人的な損失にも
ある程度の言い訳が立つ・・・訳ではありませんが、
ちょっとは自己満足できる材料になるかもしれません(笑)


そういえば今年はマカヒキやサトノダイヤモンドが
菊花賞ではなく凱旋門賞に出走するかもしれないとのこと。

夏が過ぎた頃には、
また海外遠征の話で
話題が持ちきりになるかもしれません。

平凡サラリーマンから、独自の「逆走競馬予想」で競馬評論家に転身した江戸川乱舞。
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